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「家族がワクチンを!」説得したいあなたが、まず最初に意識すべきこと


「家族がレプリコンワクチンを
 打つって言ってるんですけど、

 どう説得したらいいですか?」

という相談が増えています。


相談者の中には

「看護倫理学会が緊急声明を出した」

という理由で周りが騒ぐから、
怖くなったという人もいますが…

情報の内容はさておき、この学会。

現役の看護師が

「そんな団体は知らない」

と答えるので調べてみると、
このベテラン現役看護師が所属している

「公益社団法人 日本看護協会」
(1946年設立・会員数約75万人)

に対して

「看護倫理学会」
(2008年設立・会員数約800人)

という数字が出てきました。


ワクチンの有害性は確かですが、

「緊急声明」

なんてパワーの強い単語を
公式っぽく出されてしまうと、
余計な不安で病む人もいるでしょう。

だから、感情がブルブル震える
情報に出会った時は、
まずひと呼吸入れて落ち着いて。

「情報の出所」

をしっかり確認してから、
落ち着いて判断しましょう。

相談してきた人たちには、
まずこうお伝えしました。


AさんとBさんがケンカしている時に、

片方だけの意見を聞いて判断すると
事実を見誤るのと同じです。

感情を乱す内容を見た時は、
正しい・間違いはさておき
鵜呑みにしないよう慎重に。

人は怒りや恐怖のような
感情に支配されると、

「自分の信じたいものだけ見て、
 自分が信じたいものだけを信じる」

という傾向にハマりますので、
この前提を忘れないでください。


行動経済学では、我々は

「システム1とシステム2」

という2つの思考パターンを
使い分けて物事を判断する、
と説明しています。

例えば、この写真を見た時。

「きっと、この子は楽しいんだろうな」

と自動的にパッと無意識で
判断するのが、

「システム1」

と呼ばれる思考パターンです。

これに対して、

を解く際に、時間をかけて
判断するのが

「システム2」

と呼ばれる思考パターンです。

補足しておくと、この答えは

「はなたれてます」

です。

我々は

システム1 …直感的な早い思考

システム2 …論理的で遅い思考

を使い分けて生きていますが、
不安になって感情が乱れた時。

あなたは

「自分が見たものが全て、
 自分が見たものが正しい!」

というバイアスのかかりやすい
システム1で思考します。


ワクチンを身内に打たせたくない。

すごく危険だという情報が公表された。


その気持ちだけが暴走すると、
人はどうしても感情的になって
自分の正義を押し付けたがります。

「これが相手のため!」

と信じ込んでいる時は、
その結果がいい悪いはさておき
かなり視野が狭くなっていると
考えて間違いありません。

しかし…

ここで

「北風と太陽」

の物語を思い出してください。

旅人のコートを吹き飛ばそうと
北風が行動した結果、どうなったのか?

。。。

そうです。

「ワクチンを打つのが安全!」

と思っている家族を
下手に勢いで説得しようとすると、
北風と同じ結果になりやすいのです。


大事なことを言います。

大きく深呼吸して、
リラックスしてお付き合いください。


もし

「ワクチンは体に悪いから打たない!」

と思っているあなたが、
誰かに説得されたとして。

「ワクチン打とう!」

という気持ちに変わる可能性は
どれぐらいあると思いますか…?


おそらく、可能性はかなり
低いと考えていいでしょう。

きっと、自分が信じる
データや理論を引っ張り出して、
ワクチンを打たずに済むように
あれこれ抵抗すると思うのです。

もし、相手が怒った顔して

「あなたは何もわかっていない!」

「あなたの為に言っているのに!」

…と、まるであなたを責めるように
言ってきた日には、
嫌な気持ちになるかもしれません。

だったら、真逆の立場にいる
相手も同じだと考えましょう。


あなたがすごく信頼できて
説明やプレゼンが超一流なら、
相手の考えを改めることは
可能かもしれませんが…

ここ数年、私が見てきた限り

「ワクチンダメ!」

と怖い顔で自分の正義を
押し通そうとする人の大半は、
信頼不足でトーク不足。

感情だけが先にはしって、
相手の信念を変えるには
力不足という印象を受けました。


私が15年見てきた限りだと、
説得が下手な健康オタクは

「あなたは間違っているから
 私は受け入れないけど、
 私は正しいから
 あなたは受け入れるべき」

という考えを持っています。

「家族を説得しているのに
 相手が聞き入れてくれない」

という人は、そんな気持ちが
言葉や態度に表れているので
その結果になっていることも。

「相手を説き伏せる!」

ではなく、本当に相手の為を思って
心穏やかに向き合わない限り、
人の信念を変えるのは難しいのです。

「心当たりはありませんか?」

…と聞くと、
相談してきた人たちの大半は

「確かにあるかも」

と、何か気づくことがあったようです。


残念ながらここまでの話を読んで

「いや、私は100%正しい!」

と断言する人に対して、
私がこれ以上語れることはありません。

ただ、もしあなたがここまでを読んで

「正しさの主張よりも先に、
 相手のために必要なことがあったな」

と感じたのであれば。

これから私が言うことが
かなり役に立つと断言します。


シンプルに、結論から。

北風と太陽の、北風にならないこと。

怒りや恐怖、焦りの気持ちのまま
相手を説得しようとしないこと。

今回、

「家族がワクチンを…」

と相談してきた人たちにも、
この内容を伝えました。


大事な話や説得をする時、
我々は心の余裕を失います。

そのせいで、相手に良かれと
真剣に話せば話すほど、
慣れていない人ほど

「感情的になって」

「怖い顔で威圧的になる」

のです。


世の中には

「何を言うか?よりも誰が言うか?」

という言葉がありますが、
今回の相談者の場合で言うなら

「何を言うか?よりも
 どんな気持ちで言うか?」

の方が大事です。


正しいから相手が聞く、ではなく

「あなたが言うのなら信じようかな」

「あなたが言うのなら聞こうかな」

と思ってもらえる関係性を
築けているのかどうか?

もし、この問いの答えがNOなら、
まずは関係構築から始めましょう。


…と偉そうに言っているものの、
私も実際には10人に説得して
6〜7人に理解してもらえばいい方。

かつて営業の最前線で15年ほど
それなりの結果は出してきましたが、
まだまだ修行中の身です。


ただ、感情が乱れたまま
負のエネルギーに満ちた言葉をぶつけ、

「家族対立、分裂、憎しみ」

の未来に突き進もうとしている人に…

「あなたも家族も笑顔でいられる
 未来はこっちですよ」

とヒントを与えられるだけの経験値は、
それなりに持っています。

以下、私が薬草学講座で
お話しした内容からの抜粋です。

ここまでの話から
何かしら得るものがあった人は、

「具体的に何を意識すればいいか?」

のヒントを掴んでください。


〜言葉のエネルギー増強法セミナーより抜粋〜

人に情報を伝える手段が言葉。

その言葉に伝える人の願いや
信念や感情が乗ったものが言霊。


今回は

「感情や信念が乗った言葉が言霊」

という定義で話を進めていきます。

「ワクチンダメ!」

という説得の言葉は、言霊です。

そこには必ず、
何かしらの感情が乗るからです。

が…

さて、考えてください。

「ワクチンダメ!」

と説得している人の言葉に
乗っているエネルギーの種類は、

1、愛や優しさ

2、怒りや焦り、不安

このどちらだと思いますか…?

。。。

個人的に見てきた限り、

「ワクチンダメ!」

と有害性を語って
相手を説得しようとしている時。

怖い声や大きな声で、威嚇するように
感情的に喋る人が多い印象です。

「私正しい!あなた間違い!」

…と。

荒々しい嫌な感じで
感情的になって語るのです。

少なくとも、親友の結婚式で

「おめでとう!幸せになってね!」

と心から言っている時とは
異質なトーンだということは、
容易に想像できるでしょう。

ただでさえ、
伝えなきゃいけない内容は
聞いていて気が滅入るもの。

それを、おどろおどろしい
雰囲気を垂れ流しながら伝えるのは、
もはや災害やテロレベル。

相手に良かれと思って
力を入れてしゃべればしゃべるほど…

あなたの言葉は相手を不安にさせ、
あなたが放つ言葉に乗っかった
負のエネルギーが、相手の健康を
蝕んでしまう可能性が高まります。


ワクチンに限らず、
危険性を訴える健康系の人たちは

「禁じられた闇を…!」

「狂い始めた日本を暴く!」

「とんでもないことになります!」

と怖い言葉で叫んでいます。


恥ずかしい事ですが、
10数年前の私も一度は
通ってきた道です。

が…

これこそが、人によっては
ワクチンの実質的被害より
ダメージを受ける要素。

言葉が聞き手の心身の
エネルギーを下げること。

相手に灰色の色眼鏡を
かけてしまう行為になることに、
私は気付かされました。

「許せない!」

と怒っている人の話を聞くうちに、
自分もなんだか腹が立ってきたこと。

あなたもあると思いますが、
強い感情のエネルギーを載せた言葉は

「脳波の同期」

を引き起こします。


だったら私は、ご機嫌な
脳波の同期を提供したい。

意見は違って結構、
価値観が違っても結構。

でも、できる限り心身ともに
健全になれる知識を提供したい
と思っています。


世の中の裏や闇に対して
完全に無知だと危険ですが、
最低限の情報さえ知れば、後は

「じゃあ、どうする?」

にフォーカスした方が健全です。


「ここの道は毒蛇が出る」

という情報さえわかれば、
その道を避ければいいだけです。

毒蛇の種類や毒の危険性を調べて
わざわざ騒ぐ必要はありません。

ポイントさえ押さえて

「じゃあ、どうするか?」

にフォーカスしましょう。

それが、自分も家族や大切な人も
心身ともに生きていけるコツです。

。。。

以上、簡単ですが参考にしてください。


最後に。

今年の夏も、コミュニティメンバーと
大人の修学旅行のイベントを楽しみました。


ごちゃごちゃうるさく語るよりも、
みんなで一緒に楽しんだ方が
人は心身ともに健康になれます。

怖い顔で説得するよりも、
たまには一緒に旅行でも行った方が
分かり合えることも増えます。

ほんの少し視点を変えて、
まずはあなたが穏やかな心で
人や課題と向き合えるように
工夫してください。

それでは。



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