古今東西変わらない、悩み解決４ステップ

「メロンパン狩り」

をしながら、灼熱の中を歩き回る
狩り仲間たちに、こんな話をしました。

「悩み解決や夢の達成が
　なかなかうまくいかない理由は、
　４ステップを理解していないからですよ」

本日は、その時の話を簡単にまとめました。

ちなみに、メロンパン狩りというのは…

最もパンの消費量が多いとされる
古都・京都のパン屋さんをめぐり、

ひたすらメロンパンだけを買い集め、
１つ１つ食べ比べるという狩猟行為です。

「あなたは薬草学の先生なのに、
　小麦粉はダメじゃないですかっ！」

なんて言う健康オタクもいますが、
知ったことではありません。

日頃からしっかり習慣を整えているので
年に１〜２回のメロンパン狩りは問題なし。

美味しくてジャンキーなものを
思う存分楽しめる体でいる為に、
私は日々せっせと研磨しているのだ。

「ここぞ！」

と言う時に、みんなと一緒に
楽しまなくてなんとする！

…というのが、私の考え方です。

むしろ、本当は食べたいのに

「アレはダメ！これはダメ！」

とヒステリックに避けている方が、
メンタルから不健康になります。

健康マニアや健康オタクで
どことなく不幸のオーラを
身にまとっている人がいたら、
このメンタルに問題あり。

脳の回路がバグって、
そこから体の機能も崩れていくのです。

あれこれ神経質な健康オタクよりも、
全てに感謝して笑顔で過ごしている
ジャンキーな食事の人の方が元気で長生き。

理不尽ながら、このような事例を
何十人も見てきた結果…

私は

「クッ…認めよう！」

と、必殺技を破られた後の
ラスボスのような気分で、
全ての事実を素直に受け入れました。

そして、10年の時が流れて…

「さぁ、楽しみなさい！」

本日、10件を回って手に入れた
15種類のメロンパンにかぶりつく
仲間たちの姿を見て、ほくそえんでいます。

人生を自由に楽しむための健康。

やりたい事を、やりたい時に
できる体でいるのが一番。

では、本題に戻りましょう。

世の中には、

「これで悩みが解決しますよ」

「これで夢が叶いますよ」

という様々な考え方や
アプローチがあります。


その方法を語る人の多くは

「私の方法こそがNO1！
　巷のアプローチはダメダメ！」

と主張します。

これは別に、悪いとは言いません。

「私の方法は日本で３番目でして…」

と正直にいうと、お客様たちが

「じゃあ、１番と２番は誰だ？」

と、そっちに行ってしまうからです。

だから、悩み解決をビジネスにする
カウンセラーやヒーラー、コーチたちは…

広告を打ち、YouTubeで喋り、
時には敏腕プロデューサーに頼って

「我こそは頂点、我こそが一番!」

と、必死に自分をアピールします。

そんな彼らの努力が実り…
と言えばいいのでしょうか。

今は

「どの人の言い分を見ても、
　全部凄そうに見える」

というカオスな状況が、
悩み解決や目標達成の世界で
スタンダードになっています。


ただ、悩み解決や
目標達成のアプローチには、

「合う、合わない」

があります。

Aさんが成功した方法を
Bさんがやったとしても、

「背景」
「素質」

が違うと、まるで結果が出ないことも
決して珍しくないのです。

だから

「どれが本物なんですか？」
「結果が出るのはどれですか？」

と聞かれても、

「人それぞれ、相性次第」

としか答えられません。

これは、誰かにとっての美男美女が
他の人にはそれほどでもないのと同じ。

「有名な先生だからいい」
「ベテランだからいい」
「必ずこの方法がいい」

とは言えないのですが…

たった１つ、断言できることがあります。

それは、古今東西。

老若男女問わず、
悩み解決や夢達成に至るプロセスは
４ステップで完了するという事です。

この４ステップを聞くと、

「息を吐いたら、次は吸うよね」

ぐらい当たり前のことだと
あなたは感じるかもしれません。

実際に聞いてみると、

「なんだー」

と拍子抜けするかもしれませんが…

頭ではわかっていても、
実際にできないのが人の常。

「諦めずにやり続けたら成功する」

とわかっていても、３日坊主や
１ヶ月後には忘れてやらない人が
大半を占めるのを見ても、

「当たり前のことをするのは難しい」

ということは理解できるはずです。

この４ステップの中に紛れた
落とし穴の正体に気づけば…

あなたは自分が足踏みしていた
壁の正体に気づけるはずです。

４ステップの内容は、以下の通り。

１、目標を立てる

２、心の抵抗が出る

３、対策を立て、行動を続ける

４、悩み解決、夢かなう

です。

ここで注目して欲しいのは、
２つ目のステップ。

「心の抵抗が出る」

という部分を理解すれば、
邪魔者の正体が見えてきます。

では、順にお話しましょう。

例えば喉が渇いて

「水を飲みたい」

と思った時。

きっとあなたは、

１、「水が飲みたいなと思う」（目標）

３、「水を飲む」（行動）

４、「目標達成」

というステップで、なんの躊躇もなく
すぐに行動してすぐに結果を得るはずです。

例えば、蚊に刺されて痒い時。

１、「かゆみを止めたいな」（目標）

３、「かゆみ止めを塗る」（行動）

４、「かゆみが止まった」

と、すぐに行動して
すぐに問題を解決できるでしょう。

こんな風に、小さなことであれば…

あなたは毎日、心の抵抗に遭わずに
願いを叶えたり、問題解決をしています。

しかし、大きな問題や
大きな夢に向かって進む時。

あなたが目標を立てた途端、

２、心の抵抗が出る

のです。

例えばあなたが、人生で初めて

「月に100万円稼ぎたい」

「月に10kg痩せたい」

という目標を立てたとします。

すると、この目標を立てた直後。

あなたの心の中には、必ず抵抗が生まれます。

具体的にいうと、

「でも無理かもなー」

「自分にできるかなー」

という心の声が生まれるはずです。

例えば、１ヶ月の手取りが
38万円というサラリーマンが、

「月収100万円稼ぐぞ！」

という目標を立てた瞬間。

「でも大変そうだなー」

「できるかなー」

「自分には無理かもなー」

という心の抵抗の声が、
泡のように次々と湧いてくるのです。

部活であれば、
いつも１回戦で敗退しているチームが

「全国優勝目指すぞ！」

と言った場合。

メンバーの心の中に

「とは言っても、無理でしょう…」

という抵抗の声が生まれるのを
責めることはできません。

なぜなら、この心の抵抗は
反射的、本能的なものだからです。

例えば、目標を達成する為の
サポートの１つに、

「コーチング」

があります。

ただ、このコーチング。

「心の抵抗」

を無視して、行動の方法だけを
いくら一生懸命頑張っても、
結果を出すことはできません。

基本的なコーチングは、

「目標を明確にして」

「期限を決めて」

ゴールから逆算して
何をすればいいか？を設定します。

「半年後にこうなりたいのなら、
　３ヶ月後にはここまで、
　１ヶ月後にはここまで、
　つまり来週までには…」

と細かく設定して、

「じゃあ、来週までにこれをしましょう！」

というのが、よくあるコーチング。

ですが、大抵の人は…

翌週になっても

「やってきましたか？」

「いえ、バタバタしていて
　半分もできませんでした…」

を繰り返し、なかなか前に進めません。

なぜゴールが明確になっていて、
そこにたどり着くまでに必要な
行動スケジュールまで設定しても、
動けない人が多いのか…？

気合が足りないからでも
目標が曖昧だからでもなく、

「ステップ２、心の抵抗」

が邪魔しているからです。

一部のコーチやアドバイザーは
心の抵抗を無視して、
動けない人に対して

「より目標を明確にしよう！」

「行動を３倍にしよう！」

「目標を大きくしましょう！」

と、ステップ１のパワーを
強めようとします。

ただ、世の中は陰陽の法則。

目標のパワーが上がると、
当然のように心の抵抗も
同じレベルまでパワーアップします。

ここが、あまり意識されていない落とし穴。

意識を上げれば上げるほど、
抵抗も大きくなるのです。

例えば

「月収100万円！」

という目標を立てても
行動できない人に対して、

「夢をもっと大きく持ちましょう！
　月収1000万円を目標にしたら、
　100万円なんて通過地点です！」

と教える人を見かけます。

確かに、

「ハイパフォーマー」

と呼ばれるような、上位数％の
行動力のある人なら、この方法で
目標を達成できることもあります。

ただ、90％以上の凡人は
これをやると心が折れて潰れます。

目標が大きくなるイコール

「心の抵抗もそれに伴って大きくなる」

ので、余計に行動できなくなるのです。

ちょうど

「月収100万円！」

という目標設定した時の抵抗が

「無理かも…」

ぐらいだとすると…

「月収1000万円！」

という目標設定した時の抵抗は

「無理だぁああ〜ッ！」

ぐらいの激しさでしょうか。

右に大きく揺れた振り子は、
同じように左にも大きく振れます。

より高くジャンプする時には、
より深く屈みます。

これと同じように、
願いを強くすればするほど
抵抗も大きくなりますし…

解決したい悩みが
深いものであればあるほど、
心の抵抗も強くなるのです。

全ては陰陽、表裏一体。

自分に都合のいい片側だけを
大きくすることはできません。

スピリチュアル系の自己実現法で
結果が出なかった人を聞くと、
無意味に願望のレベルを上げています。

「視点をあげる」

「次元をあげる」

「視座をあげる」

など、その表現方法は様々ですが…

彼らは願いを宇宙レベルで考えたり、
次元上昇どうこうとよく語ります。

が…

願いを宇宙レベルで考えると、
その後に出てくる心の抵抗も当然、
宇宙レベルに大きくなります。

その時に本人が

「宇宙レベルの心の抵抗」

をうまく扱える腕を持っていれば、
問題は起こりませんが…

目に見えない力に頼って、
楽して幸せになりたいと
思っている人たちには、
そんな腕はありません。

だいたい、問題や悩みまで
宇宙レベルになってしまって、
収集がつかなくなっています。

輪ゴムを大きく伸ばすと、
その分パチンと強く跳ね返ってくる。

全ては、これと同じバランスです。

では、この心の抵抗をどうやって
うまく取り扱えばいいのか…？

「心の抵抗を味方にして、
　乗り越えていく思考」

については、
また次の機会にお話しましょう。