癸卯(みずのとう) 令和五年
全卯年キーワード「卯:飛躍、向上、豊作、家内安全」
癸卯のキーワード「愛」
令和五年 「玉卯」といいます。
軽快でころころ転がるような
愛くるしさと親しみやすい
甘えた調子で愛嬌ですが
冷静で向上心を忘れずに
感情的にならない事が大切です。
さりげない所作で
上品さを醸し出せると
尚良いでしょう。
心全体を柔らかくし
柔軟に何事にも対応しましょう。
だからと言って
意思表示はハッキリ行い
メリハリのあるところも
好感度アップとなります。
意思表示が曖昧になれば
波瀾の多い年となります。
他人とのコミュニケーションを
しっかりと図り
孤立しないようにも注意が必要です
逆にコミュニケーションを
しっかりと取れていれば
自ずと御縁が御縁を呼び
どのような困難な場合でも
不思議と人に助けられる徳を持てます。
干支という言葉の由来とその歴史について
「十二支」と「十干(じっかん)」について
十二支とは
十二支がいつ頃からできたかには定説がありませが、古代中国の殷の時代(紀元前17世紀頃〜紀元前11世紀)の遺跡から発掘された甲骨文に、十二支と十干を組み合わせた六十干支表が確認されており、その頃には暦を作成する日付管理ツールとして使われていたそうです。
十干とは
これらの十干と十二支のそれぞれ「干」と「支」の言葉を組み合わせて「干支」と呼びます。
これは後の時代の陰陽五行説の思想に基づいております。
十干と十二支においても陽(兄/え)と陰(弟/と)が定めらており、十干と十二支は、それぞれ陽干と陰干、陽支と陰支の4つに分類されます。
日本では西暦553年頃に、当時の朝鮮半島南部の百済を経由してこの中国暦(太陰太陽歴)が伝来したと『日本書紀』に記されています。なお、十二支に動物の名前がついているのは、古代中国において、文字が読めない人にも分かりやすく暦を伝えるためでした。
卯年は景気が良くなる?
株式相場では、【辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ、戌は笑い、亥固まる、子は繁栄、丑はつまずき、寅千里を走り、卯は跳ねる。】という格言があります。卯年については兎は跳ねる特徴があるため、景気が上向いたり、回復すると言われています。そのため、株式市場にとっては相性の良い年回りとして知られているようです。
卯の刻=日出
干支は、年、月、日、時間、方位などを示すためにも使われる。「子」から始まり時計回りに12等分すると、「卯」は東の方角。「卯の刻」は午前6時を中心とする前後2時間で、1日が動き出す時間に当たる。
ちょっと雑学
癸卯は「玉兎」と言われる年で、六十年に一回しか回ってきません。
その、玉兎とは何かご存知ですか?
「月の兎」、月を見上げた時に餅つきしている兎が居ますよね。(日本だけですけど詳細が知りたい方は一番下に「うんちく」書いておきますね)そうなんです。地球に居る兎を今年の癸卯はさしていないのです。
お隣の中国でも、月に兎がいるのですが、餅ではなく薬草(不老不死の妙薬)を作っているとか。日本では、餅をついている兎なんですが、その餅自体にも不老長寿の願いがこもっているのですよ。
餅は、長く伸びるところから長寿、真っ白いところから美白的な美しさ、何より、餅が嫌いと言われる方、少ないですよね?そう言ったところから、愛らしさや母性愛など、いわゆるスピリチュアルといわれる部類での「愛」を全て持っているのが「癸卯」(40番目)であり根源だとも言えます。
兎にまつわることわざ
卯の豆知識
旧暦4月は卯の花が咲くころなので卯月
【卯月】
4月の異称。旧暦4月は卯の花が咲くころで、卯の花月ともいいます。
【卯の花】(植物)
ウツギの花のこと。ウツギは茎が空洞なので空木と書きますが、空木の花は旧暦4月に咲くため、「卯の花」と呼ぶようになりました。旧暦4月は今でいうと初夏にあたるので、唱歌『夏は来ぬ』(作詞:佐佐木信綱/作曲:小山作之助)で『卯の花のにおう垣根に』と歌われています。
【卯の花】(食べもの)
おからのこと。おからは豆腐の絞り殻ですが、「から」が「空」に通じ、空木の花も白いので「卯の花」と呼ぶようになりました。
●前回の「癸卯」(1963年=昭和38年)の重大ニュース
●令和5年(2023年)の主な出来事(予定)
番外編
他の干支との相性について
卯年の基本的な性格は以上の通りとなります。では、卯年とその他の干支とではその相性はどうなのでしょうか。恋愛面の相性を中心にご紹介していきます。
【子年&卯年】
基本的に両者とも人懐っこい性格のため表面的には仲良くすることができます。ただし、親交が深まるとお互いの嫌な点が見えてきて険悪になる傾向があります。恋愛面については、同性ほど相手の嫌な点が気に障ることがないので、卯年がわがままを言わなければ上手くいくでしょう。
【丑年&卯年】
丑年の沈着冷静で真面目な特徴が卯年の欠点をカバーして、良好な人間関係を築くことができます。一緒にいることで愛情の絆が強まるでしょう。両者が喧嘩した時などは、頑固でどっしりと構える丑年の特徴を考慮して、フットワークの軽い卯年が一歩引けば上手く行きます。
【寅年&卯年】
頼りがいのある寅年には、はっきりしない卯年は刺激を受けることが多そうです。家族や友人関係においても、お互いを高め合える良いパートナーシップを形成することができます。恋愛については、卯年が自分にはない魅力を持つ寅年に一目惚れすることが多く、関係が安定すれば良好な愛情関係で長続きします。
【卯年&卯年】
似た者同士の二人は親密な関係を維持することができます。ただし、両者ともロマンチストで気まぐれ、わがままな性格であるため、恋愛においては相手の性格をしっかり理解して付き合うと上手くいきます。
【辰年&卯年】
辰年の言動の全てが気に入らないと思うことが多く、一般的には相性が良くない二人。辰年に反抗しない様に卯年が引くことでようやく関係を保つことができます。恋愛においても、卯年が一歩引くスタンスで愛情を育むと愛情が育ちやすく長続きするでしょう。
【巳年&卯年】
以心伝心の良い相性。ただし、巳年は生来的に嫉妬深い正確なので、卯年の優柔不断で曖昧な態度がもとでトラブルに陥ることも。巳年の人に対しては特に誠実に対応するのが吉となります。
【午年&卯年】
普段は仲が良く相性も問題ありませんが、一度仲違いをしてしまうと関係修復が困難と言われています。恋愛関係においてはお互い浮気性の傾向があるので注意して関係を育まないと長続きするのは難しいです。
【未年&卯年】
卯年との相性において最も良いとされるのが未年です。同性でも異性でも意気投合できる間柄です。恋愛面においても申し分のない相性で、一緒にいるだけで幸せを感じることができます。
【申年&卯年】
互いの基本的な性格は異なりますが、良い関係をキープすることができます。ただし申年の言動に卯年が傷つくこともあるので、申年の人が卯年に優しくすることで関係を長続きさせることができます。
【酉年&卯年】
同性同士であればお互いを無意識的にライバル視する傾向がありますが、異性との関係であれば、卯年が酉年を褒めて引き立ててあげることで関係を良くしていくことができます。
【戌年&卯年】
心が通じ合える関係で良い相性と言えます。戌年は一般的に愛情深く、包容力のある性格なので、卯年を暖かく包み込み、支えてあげることで良好な愛情関係を保つことができます。
【亥年&卯年】
お互い信頼し合える関係で居心地の良い関係性をキープすることができます。亥年は恋愛が不器用な干支とされていますが、お互いに引かれ合い、気をかけることができる最高の相性と言えます。
いかがでしたでしょうか。簡単にまとめると卯年と特に相性の良い干支は未年や亥年。相性があまり良くないのが辰年とされています。
もちろん干支だけでは人の相性は測れませんので、参考にしてみてください。
月の模様は世界ではどう見える?
月の模様は世界のどこで見ても同じです。
日本は古くから月の中にうさぎを見てきました
しかし国が違えば、文化も違うはず!
月の模様は世界ではどのように見られているのでしょうか?
月の模様をウサギと見るのはアジアの一部の国だけ!
月の模様は世界中で様々な人や動物に例えられています。
世界の月の模様の見え方は以下の通り!
国月の模様の見え方アラビアライオンカナダ原住民水を運ぶ女性北アメリカ本を読む女性南アメリカロバ・ワニハワイ木北ヨーロッパ本を読むおばあさん南ヨーロッパカニ東ヨーロッパ長い髪の女性ドイツ薪をかつぐ男オーストラリア男の人の顔ニュージーランド女の人インドワニ・両手インドネシア編み物をする女性ベトナム大きな木とその下で休む男性韓国うさぎ中国うさぎ・カエルモンゴル犬
月の模様に対する解釈は国で様々。
その国の文化や神話に影響を受ける傾向にあるようです。
2022年9月10日は中秋の名月です。実は、正確には中秋の名月と十五夜は同じものではなく、満月とも限りません。
中秋の名月にまつわる意外と知られていないアレコレをこちらの記事でお楽しみください。
ドイツ:薪をかつぐ男
ドイツでは月の模様に老人が木の枝を背中に背負っている姿を見ます。
これはキリスト教の教えに由来しています。
老人は安息日の掟を破ったために永遠の刑罰を受けている姿を表しています。
ハワイ:木
ハワイではヒナという名の女性がいました。
月に生えているベンガルボダイジュという木で神々のために服を作ったと言われています。
ニュージランド:女の人
ニュージーランドのマオリ族には次のようなお話があります。
ロナという名の乙女が、月を侮辱した罪で月に住んで永遠に罪を償わなければならなくなった。
中国・韓国:ウサギ
中国と韓国でも月にウサギがいると伝承されており、餅ではなく不老不死の薬をこねているのだといいます。
日本人ならお馴染みの「月にうさぎがいる」はどこから来たのでしょうか?
いかがでしたでしょうか、2023年卯年の内容について触れさせていただきましたが、実際には、節分祭の次の日「2月4日」より開始となるために、もうしばらくは「壬寅」を楽しんでください。
日本では月にウサギがいる理由
日本人は、月の模様を「ウサギが臼と杵で餅をつく姿」と見ます。
これはインドのジャータカ神話(本生譚ほんじょうたん)という、紀元前1世紀ごろに書かれた釈迦の前世の物語が由来です。
このお話は仏教伝来とともに中国経由で日本にももたらされます。
そして、平安時代末期に書かれた「今昔物語こんじゃくものがたり
」に紹介され広まったのです。
そのお話をご紹介しましょう!
インドの森で、ウサギとキツネとサルが仲良く暮らしていました。
ある日、お腹をすかせた老人がやって来て「食べ物を恵んでください」と言いました。
キツネは川で魚を取り、サルは木から果物を取って来ましたが、ウサギは何も取れません。
そこでキツネとサルに火を起こしてもらって、「私の肉をどうぞ」と飛び込みました。
ウサギの真心に驚いた老人は、実は仏様の帝釈天でした。
帝釈天は献身的なウサギの姿を月に残したので、月の模様がウサギになった。
このウサギは人間になる前の釈迦の姿だっとも言われています。
令和五年 癸卯 まとめ
癸卯年は
甘え上手になりましょう。
他力本願も一理ありますが
自分で決断したことに誇りを持ち進む
日本人古来の所作である
動作の美しさや
何より笑顔です
協調性に一番必要なことは
笑顔であり
笑顔は他人を幸せな気分にもしてくれます
笑顔で甘える
それこそ
今年の干支にふさわしい対応で
コミュニケーション能力に大幅な差を
つけることでしょう
今年は御縁を沢山結んで下さい
結婚運だけではなく
仕事運、金運、家庭運
今年全ての運に必要な
「笑顔」「協調性」「甘える」
長々となっておりますが
詳細を聞かれたい場合には
儀式のご参加そして鑑定などを
お勧めいたします。
お一人お一人に寄り添った
お言葉を
お伝えさせていただきます。
お知らせ
2023年2月3日(金)
節分祭
癸卯祈願祓の儀式
2023年2月22日(水)
癸卯 旧暦 厄祓祈願祭
2023年3月24日(金)
癸卯 旧暦閏月 厄祓祈願祭
令和五年 最強幸運日 儀式やります。
2023年3月21日(火・祝)
詳細は後日アップします。
月次祭
他にも随時アップしていきますのでご確認下さい。
天狗さんもう少々お待ちください。
「早くしろ」言われて作成してますが
「ちょいと待ち」とストップ中
GO出次第アップ致します。
最後の最後に
「癸卯年」はまだ来てませんので
2023年2月4日より本格的に干支交代します。