老いることが楽しみになった、秋

シティーハンターにハマっている。ピッコマで課金して読み倒し、エンジェル・ハートも読んで呻く日々。

とくに香ちゃんが好きだ。幼少期にラムちゃんを見て育ったので昭和ノリを愛しているといっても過言ではない。そんな私に合わないわけが無かったのだ。

なんだかんだ素直になれない二人が歯がゆくも愛おしい。だからこそエンジェルハートは痛ましいけれど、端々に存在する文字通りの『残り香』があまりに優しく存在する。それが辛くていとおしくて仕方ない。

そんな香ちゃんのトレードマークと言えば、ハンマーもそうだがショートヘアでは無かろうか。溌剌とした彼女によく似合う。
しかし私は髪質的にどうしたってショートにした瞬間に癖毛が本領を発揮してアフロヘア—になる。ストレートパーマをかけても一か月後には前髪が悲惨なことになった中学時代は忘れられない。

しかし遺伝的にはげの家系でもある。呪われているのか。すでに若干薄いような気がしている昨今。新聞の広告を見ていて気が付いた。ウィッグという手段があることに。

それなら、彼女の髪形もできるのではないか。今でも出来なくはないだろうが、まだ少しウィッグを使うよりは自分の髪の毛を愛したい。心もとなくなってから、老いた後の楽しみとしたいと思った。

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