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英語の学び方革命!「耳で文法を学ぶ」方法
リスニングを通じて文法を学ぶ。「音声に集中しながら文法構造を自然に理解していく」そんな方法があります。これは、ネイティブの子どもたちが母国語を学ぶ方法に近く、文法規則を意識的に学ぶのではなく、文のパターンやリズム、イントネーションから感覚的に身につけていく方法です。
暗黙的知識と明示的知識
言語学の分野では、文法の「暗黙的知識」と「明示的知識」が区別されており、多くのネイティブスピーカーが前者(無意識に正しく使える)が得意である一方、後者(規則を意識的に理解して説明できる)の能力を持つ人は少ないとされています。
一般的に、英語の文法規則を詳細に理解し、説明できるのは、言語学者、英語教師、ライター、編集者など、言語に関連する専門的な職業に従事している人々が多いと考えられます。これらの専門家を含めた割合は、推定で10%から20%程度とされています。
一方、日常的な会話で無意識に正しい文法を使うことができても、文法規則を明確に説明できない人は、その残りの約80%から90%を占めると推測されます。これには、多くのネイティブスピーカーが含まれ、特に学術的な場面や専門職で英語を使わない人々が該当します。
文法規則は明確に説明できなくても話せる
学校教育や塾において、英語の授業は「明示的知識」の伝達です。関係代名詞、接続詞、感嘆文など様々な単元から文の構造やルールを学びます。
しかし、現実では80%-90%のネイティブスピーカーが「暗黙的知識」(無意識に正しく使える)方法で英語を学んでいるという現状があります。中学3年から高校4年の7年間英語を習っても、「全く話せるようにならない。」これは、学校の英語教育方法が「明示的知識」の伝達に重きを置いているからにすぎません。
英語を話す、英語の成績を上げる。ということがゴールであれば、「明示的知識」でも「暗黙的知識」どちらの方法でも達成ゴールは同じになります。もし、皆さんが「なかなか英語が話せるようにならない。」という悩みをお持ちであれば、文法規則を覚える「明示的知識」習得の学習方法から、「暗黙的知識」習得の学習方法にいち早く切り替えることをお勧めします。
なぜ教育現場では、文法を教えるのか?
日本の学校では、中学生から本格的に文法を習い出します。
He play tennis. と He plays tennis.
中学1年生ならこの間違いを、文法的に説明できるようになります。
3人称単数の主語の時は、一般動詞に sがつく。しかし、yの前が母音の場合は、yを i に変えずにそのまま s をつける。
といった具合です。「明示的知識」としての習得です。
ネイティブスピーカーのような「暗黙的知識」をつけた場合は、
音が変。気持ち悪い。
となります。この解答の違いが、両者の違いです。どちらも間違いを正しく指摘していますが、文法の間違いを指摘する理由が違うのです。
では、なぜ学校教育では「明示的知識」としての習得を目指すのか?これは、教える側に理由があります。
先に申し上げた通り「明示的知識」を有する人の中には英語教師が含まれます。となると、当然学習内容も「明示的知識」の伝達になるのです。文部科学省が定める教育要項には、英語教師が進めやすい授業のカリキュラムとなっているため、これまで変わることなくこの方法で子供達に教育を課してきたというわけです。
「音がへん」を身につけられるのは15歳まで!
ネイティブスピーカーのような「暗黙的知識」の学習法は、年齢が上がれば上がるほど難しくなってきます。これについては、こちらの記事で説明していますのでご参照ください。
中学から高校までの期間は、「暗黙的知識」の学習法が使える最終年齢層です。これは、科学的にも根拠があるものです。にもかかわらず、文法を教え込む。
非常に勿体無い。
文法的な薀蓄(うんちく)より、「音がへん」という感覚を身につける。これを15歳まで徹底的に行うと、英語耳が作られます。この時期の子供は、大人が聞こえていない音を拾うことができます。つまり、聞こえるから発音できる。発音できるから聞こえる。という無意識的な音感を使って学習することができるのです。
英語をただ聴きまくるではダメ!
では、どのような方法を取ればよいのでしょうか?
英会話学校に通わせる、
オンライン英会話を使う、
英語のテレビを見せる などなど
ありきたりな回答しか思いつかないですよね?しかし、これで達成できるのであれば、これまででも何人も英語ペラペラの子が登場していたはずです。しかしそうなってない。。。。
そこで登場するのが、脳科学で証明された「リトリーバル」という方式を使ったリスニング教材です。リトリーバルとは、(思い出す)という意味です。これは、日常でも簡単に取り入れることができる暗記定着の手法です。
リトリーバル(想起)で記憶が定着する!
私ごとですが自宅のお風呂場に電源スイッチが2つあるんです。1つは洗面、1つは浴室。いつもどちらか迷った挙句、2つのスイッチをおしてついた方を浴室としていたんです。
無意識に行っていて、いつもいらない電源をつけたり消したりしながら確認する。という非効率的なことをしていたんですね。
ある日リトリーバルの記事を書きながら、
「そうだ。これもリトリバ練習使える」
と思い、意識的にどちらが浴室の電気のスイッチかつける前に考えたんです。前回2回目でついたから上、下、と押しているので下のスイッチがが浴室だ!と意識的に過去の動作を思い出し記憶を想起したのです。
その結果、次から浴槽は下のスイッチということが記憶され、パチパチ2つ付け直すということがなくなりました。
この原理を利用し、英語の文法を学ばなくてもリスニングだけで英文法が理解できる教材をご提供いたします。
耳で文法を学ぶ教材
ONLINESTUDYでは、文法事項を学ばず文法問題の成績が上がるリスニング教材を販売します。中学1年生の英語単元で習う文法事項を、聞くだけで感覚的に学ぶことができる構成になっています。
記憶の定着には、リトリーバル練習を取り込みます。1日暇な時に10分程度の動画行うだけで文法も「音がへん」という感覚で学ぶことができるようになります。