稲盛和夫のJAL再生:心の大切さと経営の成功
稲盛和夫とJAL再生:経営カリスマの成功と挫折
日本の経済界で輝かしい存在とされ、“経営のカリスマ”と讃えられる稲盛和夫さんが、日本航空(JAL)の再生に果敢に挑戦した事例は、多くの人々によって知られていると思います。彼は京セラドームや第二電電(現在のKDDI)を創業するなどの成功を収めた人物としても有名ですが、経営破綻の危機に立たされたJALの会長として再建を主導したエピソードは、その経営カリスマとしての能力を際立たせるものだなと思います。
リーダーとしての稲盛さんは、JAL再建のプロジェクトにおいて、厳しい状況の中で経営の舵を取る重責を担い、その実行に向けた全力の取り組みを示しました。
再建の期限は3年という短期間であり、そのための計画も既に示されていましたが、計画を実現する実行者が不在であるという難題に直面していたそうです。
彼はこの課題に立ち向かい、カリスマ的な指導力を発揮してJALの再建を図ることを決断して実行されました。その中で学ぶことがあったので、この場で共有しようと思います。
リーダー教育と従業員の変革:成功の鍵
稲盛さんは、再建に向けて社内の風土を変革するために、経営幹部を集めてのリーダー教育を行うことを決断したそうです。
このリーダー教育の内容は、非常にシンプルでありながら、その価値は計り知れないもの。
彼は、「一生懸命に仕事に打ち込む姿勢」、「感謝の気持ちを忘れないこと」、「常に謙虚で素直な心を持つこと」など、子供の頃から耳にするような価値観を再確認することの大切さを教えた。
このリーダー教育に対しては、当然ながら一部の人々からは「なぜこのような子どもじみたことを今更学ばなければならないのか」と疑問や反発が起こったそうです。
そんな反発に対し、稲盛さんは
「皆さんが幼稚といい、当たり前という、とてもシンプルな考え方を知識として持っているかもしれないが、決して身についていないし、それが会社を破綻に追い込んだ現況」
と述べたそうです。
「心」の重要性と成功の結実
彼は、これらの価値観を粘り強く従業員に伝えた結果、従業員たちは心を入れ替え、真摯な態度でこれに応えるようになったとのこと。
そして、従業員たちの心に当たり前の価値観が浸透するに従い、会社の業績は驚異的な伸びを見せることに。
特に、飛行機に搭乗して直接接する客室乗務員の対応は、お客様の心に対する影響が大きいと思います。
その対応がお客様の心に寄り添うものであれば、お客様は「また乗りたい」と思うでしょう。ですが逆に、いい加減な対応であれば、お客様は「二度とその会社に乗りたくない」と感じると思います。
このように、客室乗務員の対応はダイレクトに会社の命運を左右してしまうのです...。
それがわかっている稲盛さんは、お客様に「あの飛行機にまた乗りたい」と思ってもらうことの重要性を強調して伝えたそうです。
「『あの飛行機にまた乗りたい』とお客様に思っていただく。そんな航空会社に生まれ変わるためにいちばん大切なのは、皆さんの『心』です。形ばかりのおもてなしではなく、そこには、お客様に対する感謝や親切、優しさや思いやりが思っていなくてはならない。それなくしては会社の再生はかないません。」
と伝えたとのこと。
「心」を大切にし、価値ある情報の伝達と提供に努める意義
この稲盛さんの言葉が私にはかなり響きました...。
仕事においては、目の前のタスクに追われることが多く、その中で自分の役割を果たすこと、つまり仕事をこなすことに集中してしまうことがあります。
そんな時に、稲盛和夫の教えは、仕事の目的と意義を再考させるものであるように感じます。
仕事は単なる作業だけでなく、お客様に価値を提供し、情報を伝えて喜んでもらうことが真の目的であると思います。
実際に、弊社の講座を受講した方々からの「人生が変わった!」「この講座は本物!」といった声をいただきます。その度に、価値提供の喜びを感じています。また、自分の仕事が多くの人に対して喜びや変革をもたらしていることを感じますし、これからも「この講座に出会えてよかった!」と思ってもらえる人を増やしたいと心から思っております^^
今、稲盛さんの言葉に出会えて、気づくことができてよかったです!
まず自身が「心」を大切にし、誠実な姿勢で情報を伝え、価値を提供することが欠かせません。これからも心を込めて仕事をしていきます!
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