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トランス脂肪酸とは?基礎知識まとめ

近年トランス脂肪酸が健康に害を及ぼすとして注視されていますが、本当に危険なものなのでしょうか?調べたことをまとめてみました。

トランス脂肪酸はどうやってできる?

トランス脂肪酸には、自然に含まれるものと、油脂を加工・精製する工程でできるものがあります。

天然に含まれるもの

・牛や羊などの反芻活動
(例)牛肉・羊肉、牛乳や乳製品

油脂の加工・精製でできるもの

水素添加により生成
(例)マーガリン、ファットスプレッド、ショートニング等

植物油・魚油などの精製工程で、臭いを取るための高温処理により生成
(例)キャノーラ油、サラダ油

トランス脂肪酸が体に悪いって本当?

まず、脂質は大切なエネルギー源です。不足すると普段の活動に影響が出る場合がありますが、もし摂りすぎている場合、肥満、心臓病など生活習慣病のリスクを高めてしまいます。
ただし、トランス脂肪酸については、食品からとる必要がないと考えられているので、摂りすぎた際の身体への影響がさらに心配されるところです。

トランス脂肪酸の摂取量はどのくらいに抑えたらいいの?

2003年、国際機関が開催した専門家会合では、トランス脂肪酸の摂取量を「総エネルギー摂取量の1%以下」と勧告されました。参考として、日本人の場合、1日の平均エネルギー摂取量は約1,900 kcalなので、トランス脂肪酸の量は約2グラム以下となります。

※天然にできるものと油脂の加工・精製でできるものとでの、健康への影響の違いについては十分な科学的情報がまだないようです。

考察・コメント

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