「ひのき風呂」の味が楽しめる「ひのき茶」は、いかがですか
「ひのき」は漢字で檜と書きます
この樹木は建材に使われることが多くて「ひのきの香り」が長持ちし、湿気の多い場所でも腐りにくい特性を活かしてお風呂の内装や湯舟に使われたりします
香りがとても良いから、当然「お茶にしてみたらどうやろ!?」と思う人が既にいまして、
「ひのき茶」は既にネットでググると商品化されていることが分かりました
『なーんだ・・・もう世の中で飲まれているんだぁ』と珍しもの好きは私は残念な感もありましたが、逆にいうと、ひのきのお茶は立派な飲みものとして通用するんだぁ、ということになります
ということで、早速自分でひのきの葉っぱを収穫して、お茶にして飲んでみました
ひのきは薄暗い森に生えています
上の表題写真がひのきの葉で、手でこすってにおいを嗅ぐと、あのひのき風呂の香りがするから見つけやすいです
ただ、ひのきは植樹して育てている場合がありますから、山の持ち主の許可を得て収穫させてもらう必要があるかもしれません
その点は気を付けましょう
お茶にするときには、ふつう、葉を乾燥させることが王道です
2週間室内に吊るして乾燥させた葉を、ポットに入れて煮だしてお茶にしたものが下の写真
ご覧のとおりオレンジ色に近い色のお茶になりました
味はややほろ苦く、口に含むと苦さとひのき独特のあの風味が漂います
苦さはビール並み、といったところでしょうか
昼間に飲むビールの代わりになるノンアルコール飲み物、ただし泡は出ませんが、としてブログ書きながら飲むのにちょうどいい感じがします
ちなみに、ネットでひのき茶の効能を調べてみると、ひのきにはヒノキチオールという成分が含まれ、これにリラックス効果があると言われています
そう聞くと本当にリラックスできたような気がしました
私としては、なかなかクセになる味です、しかもリラックス効果(のプラセボ?)付きというなかなかスグレものです
もっと強い刺激を求めたい場合は・・・
収穫したひのきの葉を、鍋に入るだけ詰め込んで、水は鍋の半分ぐらい入れて、そのまま強火でグツグツと30分ぐらい煮だしたら、かなり強い苦さのひのき茶ができます
実は、私が最初に作ったひのき茶は、ひのきの葉から香り成分を蒸留しようと試みたときの副産物でした
下の写真のようの、DIYで蒸留器を作って、ずん胴鍋にひのきの葉を入れ、焚火にかけて蒸留を終えた、その残り汁を試しに飲んでみた、というのが始まりでした
なぜか、ひのきのよい香りがするハズの蒸留水は、へんに臭いような香りになってしまい、失敗に終わりましたが、副産物のお茶の方は、私にとっては大成功
瓶に入れて持ち帰り、冷蔵庫で冷やして飲むと、そこそこ強い苦さですが、ちょうどトニックウォーターのような心地よい苦さです!
甲類焼酎を入れて全部飲んでしまいました
今日のひのき茶noteをまとめると、
1.お茶にするならひのきの葉を乾燥させて煮だせばややほろ苦いお茶ができます
2.焼酎を割るなら、ひのきの生葉をたくさん、30分ぐらい煮て、その汁を冷やしたものが良いと思います
※ ひのきの香りや味は、ひのき花粉症とは関係ないとネットでは書かれていますが、それとは別にひのき自体にアレルギーを持つ人もいるそうなので、ひのきのお風呂に入ると体調が悪くなるような場合は、このお茶は飲まない方が無難です
こちらは「すぎ」と「ひのき」をブレンドしたお茶です
ひのきオンリーのお茶は、いまのところあまり市販品には出回っていないのかもしれません
手作りした方が簡単で手早く飲めそうです