自作ぬいのススメ - Part2
皆さま、こんにちは。前回の記事に引き続き、この記事を開いてくださりありがとうございます!!
今回の記事は2部構成です。
前回の記事では道具や材料をそろえ、ぬいの身体~ぬいの1着目の衣装を作りました。初めての方はこちらの記事からお読みください。
今回の記事ではぬいの2着目の衣装を作ります。
前回のあらすじ
『刀剣乱舞』の「人間無骨」くんのぬいぐるみを作り始めた筆者。
紆余曲折を経て、無事に身体と内番着を完成させ、ほっと一息。
しかし、いざ2着目の戦装束を作り始めようと思った時、重大な問題に気が付いてしまった。
そう、買ってきた布の色が全然合っていないのである!
結局別の布を取り寄せることになった筆者。
店頭では最低10cmからで、かなり少量から買えたが、お取り寄せでは50cmから10cm単位でしか買えないうえに実際の色味は届いてみるまで分からないと博打ではあったが、ドキドキしながら待ち続けたのであった……
作り方
布が届く
まず結論から言うと、無事良い感じの色味の布が届きました!でかいけど。
早速、これを使いながら袴と胴着を作っていきましょう。
馬乗り袴
早速、前回の内番着との大きな違いである、馬乗り袴を作っていこうと思います。購入した薄い方のグレーのブロードを使用しました。
馬乗り袴とは、このように両脚が分かれたズボンのような袴です。
この馬乗り袴の作り方は、前回の記事でもご紹介したたきゅーとさんがご紹介されています。
動画内でも言及されていますが、この型紙に書かれている山折り・谷折りは前回の記事でご紹介した型紙とは逆に表側から見た折り線なので注意。
縫い代部分に小さく目印を入れておきました。
そして、今回から新たに参戦したひみつ道具がこちら。
アイロン定規です。100均で買えました。
これを挟むことで5mmの縫い代を上手に折ることができました。
力の入れ方が悪かったのか、それともアイロンの面に何か付いていたのか、定規の印刷がかすれて布にちょっとだけ青い色がついてしまったのが難点ですが、とても便利な道具でした。
こうして完成したのがこちらです。
ゴムひもは100均で買えるもので十分。結構伸びるので、ゴムひもの輪はもう少し直径を小さくしても良かったかもしれないです。
胴着
購入した濃いグレーの方のブロードと少しだけ買った白のブロードを使って、胴着を作ります。
参考動画は例によってたきゅーとさんのこちらの動画。
前回内番着を作った時の教訓を反映して、よりよい胴着を作っていこうと思います。
裾は前回の胴着より長めにとって、袖も着物感が出るようにもう少し大きめにとって……
袴と胴着の出来上がりです!
あとは小物を作ってこの上に重ねていくだけ……
アイロンラバーシートを使ってみよう
小物づくりに便利なもの、それがフェルトです。
あんまりゴシゴシすると毛玉ができてしまうのが難点とされていますが、分厚くて端もほつれず使いやすいので小物にはフェルトを多用していきます。
さて、まずはこれを作っていきましょう。腰のやつです。
黒くて、端に白い縁がとられています。
さて、白い縁は何を使って再現しようか……結構複雑な形をしているので、以前言ったリボンを接着剤で貼り付ける手法はちょっと難しい……と考えました。
新しい試みとして、今回はアイロンラバーシートを買いました!
結論から言うと、すっごく使いやすかったです!これからも使おう……
説明書の日本語がところどころ怪しいのが難点でしたが、シート自体は問題なく使えました。
不安だったので、例によってたきゅーとさんの動画でアイロンラバーシートの使い方を解説している動画を参考にしながら作りました。
まず、メジャーで胴囲を測って、(端が少し重なっているので)胴囲よりちょっと長いサイズで自作型紙を作りました。地味に自作型紙を作ったのは初めてでした。
そして、縁から2mmのところに線を引きました。(すみません、型紙の写真が残っていなくて……)
必要量をハサミで切り出す
サラサラの面(ラバーシート面)にマスキングテープで図案を貼り付ける
ツルツルのはく離面諸共切らないように、デザインナイフやカッターナイフでラバーシートだけ切る(裏面から見ると、ラバーシートだけが切れているかどうかわかりやすいです)
ツルツルのはく離面を上にして圧着したい布(今回はフェルト)の上に置く
アイロンで10~12秒圧着(上から力を入れて押し付けるように)
冷ましてからはく離面を剥がす。くっついてなさそうだったら無理に剥がさず再びアイロン
完成!
腰のやつの形に切り出したフェルトに貼り付けるという手もあったのですが、はみ出したりしたら不安なので、自分は貼り付けた後に周りを切り出しました。
巻いてみたところ、設計通り端が少し重なりました!完璧です。
その他諸々
メジャーで寸法を測りながら、腰のパーツをつけ足していきました。メジャーマジで大事。
残るはマントだけですね。表面は黒いブロードを切り出し端を5mmで折って縫い、裏面はトイクロスを貼り付けました。(例によって写真がない)
完成!
マントは刺繍糸(5本どり、6本はさすがに入らなかった)でぶら下げました。
刺繍糸はなかなか便利。色々装飾に使える。骨の模様の腕につけてるヤツとか、鎧部分に使いました。
おわりに
ここまで読んでくださり本当にありがとうございました!
作っていたらなぜか今まで以上に愛着がわいてきたので、もしかしたらこの無骨くんぬいを連れてどこかに出かけるかもしれません。
皆さんも良き自作ぬいライフを!人間無骨くんのことも頭の片隅に留めておいてくれると嬉しいです。