休職中にもらえる傷病手当金って何?必要な書類や手続きの流れをわかりやすく解説
休職中にもらえる傷病手当金とは何でしょうか。
傷病手当金とは、働けなくなったときにもらえるお金のことです。
健康保険に加入している人なら、だれでももらえます。
でも、申請しないともらえません。
申請するには、必要な書類や手続きの流れがあります。
この記事では、休職中にもらえる傷病手当金について、わかりやすく解説します。
休職中にもらえるお金の種類や額、申請のメリットや注意点などを知りたい人は、ぜひ読んでください。
傷病手当金とは何か
傷病手当金とは何かを詳しく説明しましょう。
傷病手当金とは、病気やけがで働けなくなったときにもらえるお金のことです。
このお金は、健康保険に加入している人がもらえます。
健康保険とは、病気やけがをしたときに医療費の一部を払ってくれる制度のことです。
会社員や公務員などの場合は、会社や組織が加入してくれます。
自営業やパートなどの場合は、自分で国民健康保険に加入します。
傷病手当金をもらうには、いくつかの条件があります。まず、働けなくなった日から3日以内に医師の診断書をもらうことです。次に、働けなくなった日から4日目から支給されることです。つまり、最初の3日間はお金がもらえません。最後に、支給期間は最長18か月までです。つまり、18か月以上働けなくなってもお金がもらえません。
傷病手当金の支給額は、どれくらいもらえるかというと、自分の給料の6割ぐらいです。具体的には、以下のように計算します。
まず、自分の給料から社会保険料や所得税などを引いた額を求めます。これを「標準報酬月額」と呼びます。
次に、「標準報酬月額」に「平均賞与額」を足します。「平均賞与額」とは、過去1年間にもらった賞与(ボーナス)を12で割った額です。
最後に、「標準報酬月額」に「平均賞与額」を足した額に0.6(6割)をかけます。これが「傷病手当金日額」と呼ばれる額で、1日あたりにもらえるお金です。
例えば、「標準報酬月額」が30万円で、「平均賞与額」が5万円だとすると、「傷病手当金日額」は以下のようになります。
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