ケのトリ 黎明編
自分が働く会社組織の改編が行われて、早一ヶ月。新たなメンバーが次々とやってきて、旧体制・旧システムが改善されていく。
厳しい指摘・指導が行われており、その口ぶりは腹立たしいほどであるが、ビジネスの原理原則に鑑み、至らない部分は受け止め、向き合っていかねばならない。「元々こうだったから」「当時の経営陣の方針であったから」そのような自分にとって都合のよい解釈をし、目を背けてきたこと一つ一つに対応していかねばならない。
あるべき姿をきちんと捉え、現状との差異を認識することが問題解決の第一歩。
『気づいて、認める』ことができなければ改善はない。
私は長らく見ないフリをしていた。いや、正確には認めたくなかった。「きっとたまたまだ」「角度が悪いんだろう」「美容師も何も言わない」
だから、こんなに地肌が覗くのは気のせいだと思うようにしていた。
認めよう。
認めて、向き合い、改善していこう。