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【ボドゲ制作!】萬印堂さんのベーシックパック(50部)でボードゲームを作ってみよう!
![](https://assets.st-note.com/img/1713436449237-EhQ3YFtLu9.jpg)
今回は萬印堂さんのベーシックパック(旧:少ロット応援パック)について書いていこうと思います。
萬印堂さんのベーシックパックってなに?
50部の小箱ボードゲームが作れる。
化粧箱×1個、カード×36枚まで、説明書×1枚(裏・表)が1セットになってる。
38,500円とめちゃくちゃ安い!
と「ボドゲを作ってみたい!けど製作費が高いな~」と迷っている方に超お勧めのプランです。実際のところ、38,500円で化粧箱のボドゲを50部作れるプランなんて、他じゃ見当たりません。
で、このベーシックパック、実際どんな品が出来上がるの?と思われる方もいるかもしれません。そこで、私がベーシックパックで制作した作品がコチラっ!
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こんな感じです。カードや箱にはPPやエンボス加工は施されません。
が、それでもめちゃくちゃ奇麗です。
![](https://assets.st-note.com/img/1713443883203-BkpYuDKtxd.jpg?width=1200)
余裕の色だ、印刷力が違いますよ
それと個人的に、化粧箱を開け閉めする際のパコパコ鳴る音が大好きです。化粧箱…好き…。
さて、どういったものが出来上がるのかは分かりました。
じゃあ、どういった形で萬印堂さんからモノが届くの?というわけです。
当然、カードが奇麗に並べられていて(丁合といいます)、説明書も折られていて、まとめて化粧箱に収められている形で届く…わけはありません。
ベーシックパックは、費用を限界ギリギリまで下げたプランなので、ある程度のこと(主に丁合!)は、こっちでやらなければなりません。
というわけで、萬印堂さんからベーシックパックの製品(HIDE and SHARK)が届いたところから、私がやっている手順を追ってみましょう。ここから写真が多くなりますよ~。
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※折り目で浮き上がるのを防止
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36枚×50部÷9枚=200枚+予備
※2025年から、帯留めの状態での納品になったとのことです。
詳しくは萬印堂さまのHPで!
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※HIDE and SHARKのカードは36種類
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50箱+予備があります
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※これはあくまで私の丁合のやり方です
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なんか帯留めされていた方が嬉しくないですか?
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※HIDE and SHARKはサメ駒を用いるため、別途購入
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ここまで、二人体制でおおよそ3時間ちょっとです。一人なら7時間は掛かりそうですね💦
ちなみに萬印堂さんの通常プランだったら、1セット36枚のカードが帯留めの状態で納品されます。ベーシックパックはこの辺の手間を削って、価格をぎりぎりまで下げているわけですね。
カード36枚と説明書しか入らないの?
いえいえ、全然入ります。現に私はサメの駒(厚さ8mm)を入れてますし。
箱の深さ:20mm
カードの厚さ:0.27mm×36枚=9.72mm
説明書の厚さ:0.08mm×8つ折り=0.64mm
単純計算で20-(9.72+0.64)=9.64mmのスペースがあります。説明書の折り目の厚さ等を考慮しても、8mm程度のモノなら全然入ります。
そのため、追加でカードを入れるもよし、何らかのコンポーネントを入れるもよしです。
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カード36枚だけでゲーム作るのは難しいな~という方は、追加コンポーネントを使用しての制作も全然アリだと思います。
ゲムマに出展してみる?
さて、このベーシックパック。50部38,500円です。めちゃくちゃ安いです。
ですが、ゲームマーケット出展となると、印刷費の他に、ゲムマ出店費、イラストの外注費、チラシ・ポスター等の広告費、テストプレイや試遊会等の宣伝費、その他諸々雑費…とにかく費用が掛かります。
50部を仮に2,000円で売って完売した場合、収入は100,000円。
100,000円で、これらの費用が賄えるかというと…、結構難しいです。
いや、イラストの外注費がね…、高いのよ。
ですが、ゲムマの売上はゲームシステムの出来はもちろんですが、ぶっちゃけイラスト(デザイン)に大きく掛かっていると思います!(←超個人的意見)
なので、イラストはできれば外注したい…。
じゃあ、赤字にならない為にはどうするの?っていう話です。
単価を上げるのも手ですが、小箱が2,000円超過で売れるかというと…うん、難しいと思う。
なんとか経費を下げる案を考えなければなりません。
まぁ、今はスキマ等の安く絵を依頼できるサイトもありますし、最悪AIとかでも…ゴニョゴニョ…。
また別途の案なのですが、ベーシックプランに話を戻します。ベーシックプランは一気に100部は依頼できません。
ですが、50部が納入されたあとなら、さらに追加注文することができます。
ということは、100部7,7000円です。
100部を仮に2,000円で売って完売した場合、収入は200,000円。
これなら、経費を賄えそうですね。ゲーム1個の単価も下げられるかも。
※そもそもゲームが100部売れるのかって話は置いといて…
他にも経費を抑えられる手段はいろいろありますが、基本、ゲーム制作・販売は工夫です。「頭を使って工夫する」私の好きな言葉です。
限られたリソースでやりくりして、自分なりの最適解を見つけてください。ではでは、今回はここまで。
そうそう、次回のゲムマチャレンジのテーマは「36枚のカードで構成されているゲーム」です。
なので、このベーシックパックはまさに最適ですね!
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![](https://assets.st-note.com/img/1713538553413-c42YwhxWLT.png?width=1200)