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Lee ジーンズについて⑤(洋服の個性)

こんにちは。こうです。
前回に引き続き、Leeのジーンズについて書いていきます。
前回の記事はこちら↓

Lee ジーンズと音楽カルチャー その2

Leeにはエルビスプレスリー、ロカビリーカルチャー以外にも関連した音楽カルチャーがあります。


クール・ハーク 「ヒップホップカルチャー」

クールハークは、ジャマイカ出身のDJ。70年代のニューヨークにおけるヒップホップカルチャーの立役者の一人とされている人物です。
「ヒップホップ界のゴッドファーザー」と呼ばれることも。

そんなクールハークですが、Leeの101Jデニムジャケットを愛用していたのだとか。


101Jにハットのスタイリングが最高に渋い
クール・ハーク(右)。

彼に影響を受けたDJやダンサーの面々も、続々とLeeのジャケットやパンツを着用していったといいます。

Leeの公式サイトに、とても興味深いインタビュー内容が載っていたため、一部引用します。 
下記は、クールハークのオリジナルダンサーの一人「ミスター・ウィグルス」がLeeについて言及しているインタビューの一部です。↓

Leeのジーンズは間違いなく『ヒップホップのオリジナルウエア』だよ。Leeのベルボトムやストレートジーンズは、近所の仕立て屋に持って行って、折り目をつけてもらって、さらに上から下まで縫い目を縫ってもらうんだよ。ジーンズの裾を折り返したり、後ろも折り目を付けたり、たまにズボンの裾にチャックを付けたりもしていたよ。

ヒップホップのDJやダンサーが、Leeのジーンズを愛用していたことがよくわかる内容です。
ジャケットにペイントをするという楽しみ方も当時は盛んだったようです。


スタイリングとしては、写真にもあるようにデニムジャケットとパンツをセットアップで着用し、ハットを被るというスタイルが流行っていたのだとか。
ワークウェアの男臭さと、ヒップホップのちょっぴりヤンチャでクールな雰囲気が見事に融合したスタイルです。

やはり往年のハードワーカーたちに愛されてきたLee。
激しい動きをするヒップホップをはじめさまざまなカルチャーで愛される、服としての質の高さと振り幅の広さを感じますね。


今回は以上となります。
次回はいよいよ最後、「Lee ジーンズ まとめ」について書いていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 

 

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