Lee ジーンズについて(洋服の個性)④
こんにちは。こうです。
今回も、前回に引き続きLeeのジーンズについて書いていきます。
前回の記事はこちら↓
Lee ジーンズと音楽カルチャー
Leeのジーンズは、その長い歴史の中でさまざまな音楽カルチャーとも関連していきます。
エルビス・プレスリー 「ロカビリーカルチャー」
エルビスプレスリーはライブや出演した映画の劇中衣装として、頻繁にLeeのジャケットを着用している姿が残されています。
エルビスは「Lee 100J」というコットンサテン生地のジャケット、通称「ウエスターナー」をよく着用していたとされています。
ロカビリースーツを着用しているかのごとく、ウエスターナーをセットアップで着こなすエルビス。
インナーのレーヨンシャツ、リーゼントヘアも相まって「50sロカビリーカルチャー」の雰囲気を存分に感じさせてくれるスタイルです。
個人的には、数あるLeeの洋服の中でも白のウエスターナーである点がよりロカビリー感を引き立てているように思います。
また、エルビスはLeeのジャケットのデザインと酷似したレザージャケットを着用していたことでも知られています。
このジャケットはLeeが発売していたものではなく、エルビスが衣装としてオーダーメイドしたものといわれています。
世界で1着、エルビスだけのジャケットです(当時は若者を中心に人気を博し、類似したデザインのレザージャケットも多く生産されたとか)。
もともとワークウェアなだけあって、そのデザインと頑強なレザーとの相性は抜群。
いかにも「ロック」な雰囲気を醸し出しています。
エルビスは、幼少時に貧しい労働階級の家庭で育ったためか、作業着のイメージが強いデニム地のものはプライベートであまり好まなかったといいます(衣装ではよく着用していますが)。
ですが自ら酷似したデザインのジャケットをオーダーしていたことなどを考えると、Leeというブランドを相当気に入っていたのではないでしょうか?
そんなことを想像するのも、楽しみが広がります。
前回にも通じますが、ハードなワークウェアのイメージが強いLeeにもしっかりとさまざまなカルチャーが根付いていることがわかりますね。
このように改めて洋服の歴史や文化を振り返ると、1つの固定観念ではなくさまざまなファッションに落とし込める可能性が感じられてやはり面白いです。
今回は以上となります。
次回は、「Lee ジーンズと音楽カルチャー その2」について書いていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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