SCAMPERの御紹介
141日目。
今日は”アイデア発想”のお話をば。
ビジネスに関わらず、
日常生活でも活用できる観点かと思いますので、
最後までお付き合いいただけると幸いです。
■SCAMPERとは?
SCAMPER (スキャンパー)とは、
アイデア発想に使われるフレームワークの一つです。
”オズボーンのチェックリスト”と呼ばれるものを
改良して作成されたのがSCAMPERになります。
具体的には
「既存のアイデアに対して投げかける7つの視点」
です。
・Substitute
→代用できないか?
・Combine
→他のものと組み合わせられないか?
・Adapt
→応用できないか?
・Modify / Magnify
→修正/拡大できないか?
・Put other uses
→転用できないか?
・Eliminate
→削除できないか?
・Reverse / Rearrange
→逆転/再編集できないか?
■実際の活用方法
フレームワークですので、当然活用が前提のものです。
「アイデアを求められない」
等という状況の方がむしろ珍しいかと思いますので、
この観点を知っておくことは結構役に立ちます。
開発職のアイデア発想しかり、
現場の改善案の提案しかり、
日常生活の不満解消しかり。
「課題Aに対する解決策はB」
と先入観を抱いていたものについても、
SCAMPERのフレームワークを活用すると、
「課題Aに対する解決策はXでもいいかもしれない」
と展開は往々にしてあります。
複数人でミーティング等行う場合は
事前の共有資料として配布しておくと
無駄がなくて良いかと思います。
こちらのサイトにフレームイメージがありますので、
ご参考いただければと思います。
(参考)hirameki HP
■アイデア発想は”出すだけ”では完結しない
自己完結できる課題でもない限り、
”アイデア発想”は出すだけでは完結しません。
アイデアが複数案出てきたとしても、
今度はそれを第三者に納得させる、
というプロセスが発生します。
余程発言力のあるオーナー企業の社長なんかでも
ない限り、絶対的に直面する課題です。
そしてまぁコレがめんどくさい。疲れる。
多くの方が体感されているかとは思いますが、
「社外を説得するより社内を説得する方が大変」
なものです。
これは家庭内しかり。。。
だからこそ、せっかく絞り出したアイデアをしっかりと
生かすための方法まで念頭に置いておく必要があります。
ここから先は手法が多岐にわたってしまいます。
・データを揃え、論理的に話を詰めていく
・非公式な根回しや雑談の中でアプローチする
・第三者を巻き込んで進める
等々。
これは個々人のパーソナリティにも依存する部分が
大きいので何とも言い難いですが、
色々な手法を知り、それらを組み合わせて、
関係者を納得させていく、
ということについては知っておいて損はないと思います。
これまでのやり方が通じなくなったとき、
その時こそ自分のやり方をSCAMPERにて
見直してみることは結構使えるものだと思っております!
おにぎり紳士🍙