魂に刻まれた味
70日目。
今日は“料理”のお話。
この時期はやっぱり
私は山形県出身です。
秋といえば、やっぱり“芋煮”が食べたく
なってしまいます。
なんなんでしょうかね?
この感覚。
別段、大好き!ってわけでもないんですけど、
何だか“恋しくなる”ような感覚。。。
毎年不思議な感じがします。
小学校の頃は総合学習の授業で、
“野外で芋煮”をやるくらい、
地域にも根づいていたので、
今でも自分の魂に刻まれているのでしょうかね??
当時から〆にうどんをぶち込んでいたところからも、
食いしん坊の才覚の片鱗が垣間見えておりました。
あなたは何派?
東北地方では盛んな“芋煮文化”ですが、
私の出身の山形県では、大きな派閥が2つありました。
①しょうゆ X 牛肉 (内陸) 派
②みそ X 豚肉 (海沿い)派
山形県には内陸に“米沢牛”というブランド牛が、
海沿いに“庄内ポーク”というブランド豚が、
それぞれあることと、文化的背景から、
上述の2派閥の争いが激しく存在しています。
それこそ安易に、「芋煮しよう!」
なんて言おうものなら、
当日持ち寄った食材の違いに
びっくりすること間違いなしです。
ちゃんと事前に“何味ベースにするか”
を決めるのは争いを避けるにも重要なのです。
我が家の芋煮レシピ
私の実家では毎年どちらも作っていました。
母方が海沿い、父方が内陸、ということもあり、
両方味わえておりました。
現在、自分で調理する分には、
もっぱら“②みそ X 豚肉 派“です。
(牛肉は高くて手が出しにくいので。。。)
ざっくりしたレシピはこんな感じ。
(4人前を想定)
・里芋 :1KGくらい
・長ネギ :2本
・ニンジン :2本
・しめじ :1パック
・豚肉 :好きなだけ (バラがオススメ)
・こんにゃく:平 1枚
・みりん :50mL
・しょうゆ :20mL
・みそ :お好みで (濃い味がうまいです)
・黒糖 :5G
コツ的なものを強いて挙げるなら、
“しょうゆ”と“黒糖”を入れることでしょうかね?
みそも、醤油も、“メイラード反応”をベースに
作られている調味料なので、相性が良いのです。
“黒糖”はこれらの“呈味感”をグッと出してくれるので、
オススメです。
あとはひたすら煮込めばできます。
個人的には里芋が軽く溶けるくらい煮込むのが
汁もドロっとしてオススメです。
自分では郷土愛がそこまで強くない
つもりの私ですが、
毎年湧き上がる感情に逆らいきれず、
毎年作っております。
皆さんにとっての“郷土飯““魂に刻まれた味”は
なんでしょうか??
よければ教えてもらえると嬉しいです!!
おにぎり紳士🍙