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ちゃんと やんねん

68日目。
今日は”マンガ”から。

#読書の秋2020
#ハイキュー !!

”ちゃんと やんねん”

ハイキュー!!”は2012年~2020年まで
週刊少年ジャンプにて連載していた
バレーを題材にしたスポーツマンガです。

先日単行本の最終巻が発刊され、
完結した本作ですが、
私の中ではここ数年で”最も推せる本”の一つです。

サブタイトルの”ちゃんと やんねん”は
主人公 ”日向 翔陽”が所属する高校 ”烏野高校”と
春高バレーで対戦する 稲荷崎高校の”北 信介”選手が
作中で発するセリフです。
(稲荷崎高校は兵庫県代表なので関西弁です)

マンガなので才能あふれるキャラクターたちが
たくさん登場するのはもちろんですが、
北はいわゆる”凡才”です。
同校の主将でありながらも、
スタメンではない彼を
周りは嘲笑することなく、
畏敬の念を集めています。

目立った役割はありませんが、
唯一の役割は”ちゃんとすること・させること”。

登場人物のほとんどが高校生ということもあり、
不完全性””未熟さ”のような要素が
散りばめられている本作で、
キッチリと絞めていく”という役回りを
北は担っています。

いつも以上の力を発揮しようとするから緊張する
『俺を構築すんのは 毎日の行動であって
 ”結果”は副産物にすぎん
毎日やんねん ちゃんとやんねん
『「反復・継続・丁寧」は 心地ええんや』

とても高校3年生とは思えない
含蓄に満ちたセリフの数々に
考えさせられること請け合いです。

自分はしくじらない という自信

コレは稲荷崎高校バレー部の黒須監督が
北選手に対しての評価を語ったシーン。

『信介は自信に満ちている
 「他の連中より強い」という自信 ではなく
 自分はしくじらない という自信

これは大人になればなるほど
必要な考え方だと思います。

学生時代のように”一律に与えられる課題
というのは大人になればほとんどありませんし、
同年代・同職であっても、
同じ状況というのはほとんどありません

そんな状況で、
”他者と比較すること”などというのは、
無意味だ
と私は考えます。

「○○さんの方がスゴイ!」
「△△さんはこんなに出世している!」
「□□さんは~~なんだって!」

はぁ。。。そうですか。。。
としか思えません。

周りがどうであろうが、自分は自分です。

自分にとってやるべきことを、
ちゃんと やんねん、です。

”正射必中”の思想

弓道の思想に”正射必中”というものがあります。
これは「正しく射れば必ず中(あ)たる
という意味で、”結果”ではなく、
過程”にフォーカスした思想です。

正しい動作・行動をしていれば、
 結果はおのずと着いてくる

という考え方ですよね。
まぁ、何が”正しい”のか分からないからこそ
悩ましい限りなのですが。。。

近年ですと、ゴディバジャパンCEOの
ジェローム・シュシャン氏が
この考え方をベースに経営を行い、
7年で売上を3倍にした
とのことでビジネス界でも注目が集まっています。

ジェローム・シュシャン氏は自身が
弓道五段の腕前を持ち、
今でも鍛錬を行っているようです。
スゴイですね。。。

とかく変化が大きい時代だからこそ、
少なくとも自分自身が”正しい”と信じられる行動
に集中し、継続して行うことが
大事なのだと思います。

振り返ることは重要ですが、
一度決めたことをある程度続けることも
同じくらい重要
なのです。
どっちが良いとかいう話ではなく。

だからこそ、わかりやすい言葉が必要なのです。

ちゃんと やんねん

私にはコレで十分です。

おにぎり紳士🍙

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