「体調不良・食材で改善」肌のかゆみや湿疹
乾燥してくると肌がかゆい!湿疹が出てくる!そんな方のために
症状を改善できる食材をご紹介します。
最初に中医学での考えを書きますが、なんだか訳わからない言葉が
出てきますが、なんとなくサラッとで良いので読んでみてください。
中医学での肌のかゆみや湿疹の考え!
「肌のかゆみや湿疹」の原因は、過剰な湿気による「湿邪」 。
中医学では、湿邪が体に入り込むと脾にダメージを受けて
しまうためと考えます。
中医学の湿邪とは、体内に余分な水分や老廃物が溜まることで
起こる不調のことで「水」の邪気。
体内の余分な水分が腸などアレルギーにかかわる内臓に
ダメージあたえてしまい、それによって肌が刺激に弱くなり
肌のかゆみや湿疹がでてきます。
「湿邪」 による体調不良は他にも食欲不振・軟便・むくみなどの
症状が出る場合があります。
「肌のかゆみや湿疹」を改善するには、胃腸を司る脾を養うものを
とると良いです。
ここでは私がおススメする「かぼちゃ」「ごぼう」「トマト」。
この3つ食材をご紹介します。
1:「かぼちゃ」の栄養と食べ合わせ料理
中医学二つの指針
五味(五つの味):甘味
五性(五つの性質):温性
脾と胃の働きを助け、気を補って免疫力を高める働きがある。
①特徴的な栄養成分!
・ビタミンE=皮膚の老化を抑える。
・β-カロテン=粘膜と肌を守り細菌の攻撃に対抗。
・ビタミンC=鉄の吸収力をアップさせる。
その他の効果として、生活習慣病の予防や胃痛、便秘の解消、
風邪予防にも有効です。
②調理ポイント!
Β-カロテンやビタミンEは油で調理すると体への吸収率はよくなるので、
炒めたり、揚げたりするのが一番。
③食べ合わせ!
1)かぼちゃ×しょうが=「かぼちゃのしょうが蒸し」
かぼちゃとしょうがで体を温めるW効果としょうがの殺菌作用
で脾を養います。
2)かぼちゃ×牡蠣=「牡蠣のシーフードスープ」
胃腸の働きを促進するかぼちゃと解毒を促し、さらにストレスによる
皮膚湿疹を改善する牡蠣の絶妙な組合せ。
2:「ごぼう」の栄養と食べ合わせ料理
中医学二つの指針
五味:辛味・苦味
五性:寒性
熱を冷まし、炎症を鎮め、余分な水分を排出する作用があります。
①特徴的な栄養成分!
・食物繊維=整腸作用があり、余分な脂質。、糖質の吸収を抑える。
・カルシウム=筋肉や内臓を動かす。
その他の効果として、むくみ、せき、めまいなど多様な症状に効果あり。
②調理ポイント!
皮と実の間に薬効成分が多く含まれているので、
皮はむかないでたわしでこする程度にしましょう。
③食べ合わせ!
1)ごぼう×豆腐=「ごぼうの入り豆腐」
ごぼうと豆腐のサポニンW効果で腸をきれいにして
美肌効果に期待できる。
2)ごぼう×鶏肉=「鶏ごぼうのきんぴら」
気を補う鶏肉と胃腸をととのえるごぼうで体内エネルギー補給。
3:「トマト」の栄養と食べ合わせ料理
中医学二つの指針
五味:甘味・酸味
五性:涼性
胃を健康にして消化を助ける作用があります。
①特徴的な栄養成分!
・たんぱく質=内臓の正常な働きをささえる。
・カリウム=体内の水分を調節、筋肉の収縮・弛緩。
・β-カロテン=粘膜と肌を守り細菌の攻撃に対抗
その他の効果として、肝の働きを助けイライラ解消や老化防止にいいです。
②調理ポイント!
胃腸を冷やさないように温性の食材と組合わせてください。
③食べ合わせ
1)トマト×牛肉=「トマトと牛肉の炒め物」
トマトも牛肉も脾・胃の働きを活性化する作用があります。
2)トマト×すだち=「トマトのすだちマリネ」
トマトとすだちで胃腸の働き改善W効果。
4:ONIGIRIの色とまとめ
私がおススメする3つの食材「かぼちゃ」「ごぼう」「トマト」でした。
この他に「きゅうり」「しそ」「小松菜」「しいたけ」なども
効果的な食材ですので是非食べてみてください。
そして、色のお話し。
かぼちゃを食べる時は、家族団らんで!
かぼちゃの色はオレンジ。
オレンジは穏やかな温もりを感じさせる色なので、
家族で食べて、心を温めてください。
薬膳やいろいろな食の話の記事が連載されている
ONIGIRIブログ「あなたへのおいしい食手紙」も是非ご覧ください。
毎日の食卓が笑顔になりますように!
最後までお読みくださりありがとうございます。