日帰りバスツアー(防府編) 其の参
ツアーのメインプログラムであるハモ尽くしを堪能し、お腹もいっぱいになったので、次なる観光地へと向かった。既に防府でのメインプログラムを終え、防府の街を後にして秋吉台国定公園の近くにある別府弁天池という場所を訪れた。
別府弁天池は小さな厳島神社が祀られている場所にある名水百選の池である。池の水はとても綺麗に透き通っており、エメラルドグリーンに輝いていてしばし時を忘れさせてくれるようだった。添乗員さんの説明によるとカルスト大地からの水にはカルシウムが多く含まれていて、それが太陽の光を反射してエメラルドグリーンになるのだそうだ。ちなみに写真を2枚掲載しておくが、どちらの写真も手前まで水がある。決して色がついているところだけに水が溜まっているわけではない。手前の方は完全に透明なのだ。
ここの水は入り口のところにいくつも蛇口が付けられていて、自由に水を汲んだり飲んだりできるようだ。蛇口のところには自家用車で水を汲みに来た人たちが群がるようにして水をポリタンクに入れて持ち帰っていた。私も飲もうかなと思い事前に渡されていたビニールコップを片手に蛇口が開くのを待っていたら、その光景を見かねた添乗員さんは「ツアー客優先なのでお願いしてきます」といって、蛇口をいくつか開けてもらい、我々もビニールコップで蛇口から水を注いで飲むことができた。程よく冷えている自然で濾過された水は乾いた喉を潤してくれた。硬水だとは思うのだが柔らかい感じを受けた。暑い日差しのせいかもしれない。。。
神社自体はとても小さく質素な作りであった。既にお賽銭にする百円玉が小銭入れの中になかったので、仕方なく一円、五円をかき集め、バラバラっと賽銭箱に投げ入れて手を合わせた。「執筆活動がうまくいきますように」と。
教えてもらわないとわからないような場所に存在しているこの場所に行けてよかったと思うようなホッとする場所である。木陰が涼しくて、水を汲みにくる人はいたが、観光客は平日のせいかまばらというのもゆっくりできた要因かもしれない。
わずかに30分程度の休憩を兼ねた観光も終わり、我々ツアー客を乗せたバスは隣の秋吉台国定公園へと向かった。
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