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月を見つけた

中秋の名月は曇りで見ることができなかった。
そこでふと思い出した。
引退する際にいただいた盃に月が刻まれていたなと。

しかも今夜は、福岡の日本酒を仕入れている。
いつも買い物に行くスーパーにはあまり福岡の日本酒が置いていないのだが、ちょっと離れたショッピングモールにまで足を伸ばすと、なんと、福岡の日本酒がずらりと並べられていた。甘口から辛口まで結構ありそうだ。
今回は、福岡県八女市の日本酒を買ってみた。お茶で有名な場所ではあるが酒造メーカーもあるらしい。冷やした方がおすすめということで、冷蔵庫の野菜室で冷やしておいた。我が家では、日本酒を冷やすのは決まって野菜室である。理由は特にない。冷え過ぎないのでちょうどいいのである。

写真のように、盃だけではなく、お酒を入れておく酒器にも月がある。
これらの酒器はすずでできているので、ずっしりと重く冷たい。
ともに綺麗な三日月が施してあり、これこそまさに「月見酒」だった。

いやがおうにも、月を見なければ酒が飲めない。また、今回の日本酒は、表示は辛口であるがそこまでの辛口ではなく、飲みやすい辛口だった。これからは、しばらく福岡の酒を飲み続けてみようと思った。

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松浦 照葉 (てりは)
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