金管五重奏/曲目紹介
ウェスタン・ファンファーレ エリック・イウェイゼン
イウェイゼンはアメリカ合衆国の作曲家である。管楽器、主に金管楽器のための作品を多く手掛けており、このウェスタン・ファンファーレも金管5重奏のために作曲された。
アメリカの広大な大地、日本の山々ではなく、見渡す限り平面の大地が広がっており、堂々としたダイナミックな作品となっている。
金管5重奏曲第1番 ヴィクトール・エヴァルド
金管楽器を演奏していてエヴァルドの名前を知らない人はいないのではないかとも言える。ロシア出身であり子供の頃より、チェロやホルン、コルネットを学んでいた。
モスクワ音楽院では作曲と音楽理論を学ぶ。金管楽器のための室内楽曲を生み出しており、第1番から第4番まであるがどれも演奏頻度やCDなどのレコーディングにも用いられる作品である。
第1番は全3楽章から構成されており、情景や後期ロマン派を想わせる作風は金管楽器の響きとその美しさを十分に引き出してくれる作品である。
サウンド・オブ・ミュージック・メドレー
リチャード・ロジャーズ
ミュージカルの名作サウンド・オブ・ミュージックから金管5重奏のために編曲された作品。
映画の冒頭にて歌われる「プレリュード」。
雷を怖がる子どもたちがマリアの部屋に逃げ込む場面で歌われる「私のお気に入り」。
修道院に逃げ帰ってきたマリアに修道院長が語り掛けるように歌われる「全ての山に登れ」、の3曲から構成される編曲となっている。