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木管五重奏/曲目紹介

ノヴェレッテ            フランシス・プーランク


フランスの作曲家・ピアニストであるプーランクがピアノの為に作曲した「3つのノヴェレッテ」の第1番です。プーランクは20世紀前半、フランスで活躍した作曲者集団「フランス6人組」の中の1人で、ピアノ曲・歌曲・合唱曲・オペラ・バレエ音楽・管弦楽曲などあらゆるジャンルの楽曲を作曲しています。

ノヴェレッテとは短編小説という意味です。その名の通り、短い物語のように短いながらも内容が充実しており聴き手を満足させる作りになっています。プーランクの特徴であるシンプルかつ明快な旋律がよく生きている美しい曲です。

木管五重奏のための3つの小品       ジャック・イベール

フランスで活躍したイベールという人の木管五重奏のために作った3つの小品という曲です。
異なる性格の3つの楽章から成り立つこぢんまりとしながら彼のセンスがキラリとひかる曲です。ジャック・イベールは、フランスのパリ生まれの作曲家で、彼も「フランス6人組」の1人の作曲家でした。

当時のパリ社交界とも交流がありステレオタイプなフランス、パリの都会的イメージそのものです。センスがよく、気品があり、しゃれた抜け感があります。

この曲の始まりは、リズムが独特的です、2拍子ですが3拍子に聴こえる仕掛けがされています。2楽章は雰囲気が変わり、美しい二重奏から始まる美しい曲となっております。3曲目は目まぐるしく変わるパレードのような変化に富んだ曲となっています。

木管五重奏のための猫たちの1日よりⅠ      平山雄一


この曲は、野良猫たちの1日を想像しながら書いた短編集のような作品です。4つの短い曲は、それぞれ「朝」「昼」「夕方」「夜」をテーマにしています。

場面・情景を聴きながら想像してみると、より楽しく聴いていただけるかもしれません。今回演奏するのはⅠ「キャットモーニングルーティン」、朝日を浴び目を覚ました猫たちは、いつもの縄張りである住宅街を散歩し始める・・・そんな風景が浮かびます。

●作曲・平山 雄一
鹿児島県姶良市出身。松陽高校普通科を卒業後、尚美学園大学に入学し本格的に作曲を学ぶ。在学中は吹奏楽やアンサンブルを中心に編曲や楽曲提供などの創作活動を行いつつ、自身も打楽器やピアノの演奏活動を行う。卒業制作作品『管弦楽物語「エルマーの冒険」』は学内推薦により大学の定期演奏会で初演された。「トイズ・パレード」第30回朝日作曲賞を受賞、2020年度全日本吹奏楽コンクールの課題曲として使用される。卒業した現在も鹿児島を中心に創作活動を続けている。これまでに作曲を、伊地知元子、鶴原勇夫、小島有利子 各氏に師事

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