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自治体deブロックチェーン

現在、仮想通貨で注目されている技術、ブロックチェーン。この技術は、今後の自治体運営に多大な影響を与えると思われます。

ブロックチェーンとは?

その多大な影響を与える分野について語る前に、まずブロックチェーンとは何ぞや?について、簡単に説明すると

よく言われるのは、「分散型台帳」です。これだけでもある程度イメージがつくのではないでしょうか。1つの取引の記録を、複数の台帳で管理できるシステムです。

AさんとBさんとCさんが、XーYの取引を、それぞれ記録するというイメージですね。参加者全員がXーYの取引を記録しているので、国がよくやる「記録が残っていません」という手が使えなくなります。

これは個人的に、脳の構造と一緒だと理解しています。シナプスとシナプスが繋がっていて、1つの記憶を共有しているイメージです。

それを、デジタルの世界で実現してしまうのが、ブロックチェーンということになります。

ブロックチェーンの数、いわゆる台帳の数が増えれば増えるほど、取引のデータの存在は揺るぎないものになり、情報として安定化します。

実際に何に使えるの?

これは、民主主義、特に選挙などに利用できるシステムです。
選挙ってこのご時世、まだ紙で手計算でやっているのが現実です。

ですが、デジタル技術が進めば、あえて紙でやる必要性はなくなります。

不正しようがないデジタル技術で、リアルタイムで集計がなされるので、現在のTVでの選挙速報なども過去の産物に成り下がるでしょう。(スマホで集計状況を把握できてしまうので)

議会も不要になるかも

これが進むと、議会も不要になると思います。

なぜなら、一般市民の意見を、リアルタイムで、スマホからダイレクトに集約することができるので、議員を通じて間接的に民意を反映する必要がなくなるからです。

それはそれで、民主主義の観点からは、問題があるという方はいらっしゃると思います。間接民主制だからこそ、現在の統治構造が保たれているうんぬん。。。

ただ、そんな議論が出てきた場合、もう現行の地方自治制度は有名無実のものに成り下がっているので、もはやそんな議論にすら意義がないということになっていると思われます。

ただ議論にも限界がある

そうならないよう、自治体側は何らかの抵抗をするはずです。
存在意義がなくなってしまえば、働いている人の仕事もなくなるので。

ただ、まずその技術について語れる人が中にいません。
GAFAのサービスですら、システム構造という観点で理解できている方はほとんどいないでしょう。

現実問題として、日本は議員であることを専業としている方が多いので、そちら側から大きな圧力が働くことになりそうです。
(結構皆さんお給料もらっていますし、議員じゃなくなったら無職という方も多いです)

統治構造の転換点はもうまもなく生じてくるのだろうと考えています。

あと20年後、どんな地方自治の形となっているか、とても楽しみです。
(他人事ではないのですが)

ここまで読んでくださってありがとうございました。

                         ひとりシンクタンク


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