「正しい努力」できていますか?
こんにちは、さまーです!
今回は、ストリートファイターⅤのプロゲーマーである
”ときどさん”の著書「努力2.0」を読みました。
私自身、ゲームが好きで、プロゲーマーが書いている本ということで興味が沸き買ってしまいました(ストリートファイターはやったことありません笑)
内容としては、作者が変化の多様なesportsの世界で、どのような努力をして今の立ち位置までのし上がってきたのか
作者自身の失敗や挫折をもとに書かれています。
ゲームで強くなりたいと思っている人にはぜひ読んでもらいたいと思う一冊です。(もちろんゲームに興味のない人でも楽しめる内容です)
自分なりのまとめ
反復の法則
努力1.0 勝ちにこだわる
→努力2.0 「負け」の中に答えがある。
・「試行回数」を増やせ
何事もまず「やってみる」ことが大事。
10打席で3割打つバッターと20打席で2.5割打つバッターでは、後者の方がヒット数が多いことは明白である。
「試行回数」を増やすメリットは2つある。
①「変化」に対応できないため
esportsの世界では、昨日通用していたことが明日には通用しないということがよく起こる。
その環境の中で、1つのことに時間を費やすということはあまりにもリスクである。
そのため、常に行動して、自分の情報をアップデートし続ける必要がある。
これは、変化の多い現代の社会にも当てはまると思う。
②「失敗」に慣れるため
試行回数を増やせば、必ず失敗も増える。
ときどさんは、この失敗を「勝つための重要な材料」と言っている。
「負けに不思議の負けなし」という言葉があるように負けには必ず原因が存在する。
この原因の中に勝つためのヒントが隠されているのだ。
環境の法則
努力1.0 一人でやる
→努力2.0 ライバルは「敵ではない」
・「練習はできていたのに」はできていない
練習はできていたが、本番はミスをしてしまった。
学校のテストでは、ケアレスミスと言って流されてしまうがこれは実力不足である。
この本では、失敗の原因は2種類あると考えられている。
①理解不足(インプット不足)
②理解はしているが表現できない(アウトプット不足)
このどちらかが発生した結果、練習ではできたが、本番はできないという結果になる。
できるという状態は「言語化」できる状態のことを指す。
私の好きなFPSゲームで例えると、
「なんとなく勝てた」ではなく
「相手チームが固まっているから、その周りを囲んで射線で全方向から射線を通せる状態を作れたから勝てた」まで落とし込む
ここまできて「できる」という状態になる。
・「人に教えること」が最大のアウトプット
人に教えるということは全てを理解している状態でないとできない。
人に教えた時に、質問を受け、答えられないければ自分が理解できていない部分が明白になる。
つまり、教えるということで相手のメリットだけでなく、自分自身もどこが理解できていないかを知る良い機会になる。
地力の法則
努力1.0 人と比較する
→努力2.0 「自分史上最強」になる
・正解なんてない
人は、用意されたレールの上を走っている時は、問題を解決するだけで上手くいく。
しかし、そのレールが途切れた時、人は自分で問題を発見しなくてはならない。
誰からも教えてもらえないし、正解はない。
何をやっても良い。
だからこそ、自分の中に「ポリシー」を作ることが大切である。(私は、これを行動指針のようなものと捉えている)
例えば、ときどさんは
『「ゲームっていいもんだな」と伝えたい』
というポリシーを持っている。
これは、誰かからの「借り物ではなく」自分にしかない行動指針であり、これがある人間ほど強い(社会で言う成功している)プレイヤーなのである。
・ポリシーは「目標」にするな
ポリシーは、抽象的なものであり、目標にするのは曖昧である。
ときどさんのポリシーで言えば、伝わったかどうかを感じるのは自分の主観だし、どれだけいいと思うかも人により異なる。
そのため、このポリシーを達成するための目標は別で必要になる。
この目標を立てることで、具体的な行動を作ることができ、今何をするかが明確になる。
今後の行動
・「試行回数」を増やす。
とにかく、悩む暇があったら行動してみて、失敗に慣れる。
・「ライバル」に頼る
大学院進学のための勉強を1人ではなく、研究室のメンバーとお互いに教え合うことでアウトプットの質を高める。
・なんとなくできるを「言語化」できるに変える
私自身、答えを導けるとなぜできたかを考えずに放置してしまい、本番でできないということを何度も繰り返してきた。
答えが正解でも不正解でも、なぜその結果になったかを言語化する癖をつける。
・ポリシー→目標を決める
私は、最近就活に失敗するという大きな挫折を味わいました。
その原因はこのポリシーが見つかっていなかったことが原因でやりたいことが見つからなかったことだと考えています。
2年という期間で「自分だけのポリシー」を見つけ、失敗を乗り越えることで、あの失敗には意味があったんだ、と感じれるような日を自らの手で掴み取ります。