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B-17が遭遇した謎の飛行物体
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1943年10月14日。アメリカ陸軍航空軍・第8航空軍の任務番号で115号と呼ばれる作戦がありました。これは、別名「暗黒の木曜日」とも呼ばれ、兵器のボールベアリングの生産拠点であるシュヴァインフルト市に爆撃機に出撃した257機のB-17のうち、59機が撃墜(23.0%)。損傷がない機体がわずか50機という凄まじい戦いでした。
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実は、シュヴァインフルトへの大規模な爆撃作戦は2回目なのですが、前回の作戦時も、230機中36機(15.7%)を失うという甚大な被害を被っています。部隊の仲間の約6人に1人がこの一日で失ったことになります。
「シュヴァインフルトだけには行きたくない・・・。」乗員のなかにはこのように恐れる声もありました。
→【8月17日】シュヴァインフルト=レーゲンスブルク作戦の大損失(今日は何の日?)
この激しい戦いの中で、不思議な物体と遭遇した証言があります。今回は『空の上の超常現象』M・ケイディン(野田昌宏・訳)PHP「シュヴァインフルト上空でB‐17が遭遇したものは…」よりご紹介します。
■B-17全機の搭乗員が目撃した小さな編隊
1943年10月14日。第8空軍第384爆撃航空団のB-17爆撃機257機は、攻撃目標であるシュヴァインフルトに近づいた。襲ってくる激しいドイツ戦闘機の攻撃。仲間の何機かが早くも火だるまになり落ちていく。
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それでもなんとか戦闘機の攻撃をかわしながら、目標上空に達し、投弾を開始する。銃撃手たちは、敵戦闘機の索敵に血なまこになっている。
その時、”それ”が起きた。
シュヴァインフルト市上空6,400m、爆撃機、戦闘機、ロケット弾、対空砲火の爆煙、爆弾、パラシュートなどに、もうひとつ新しい要素が加わったのである。
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何人かの搭乗員が目撃したというのではない。その空域を飛んでいたB-17全機の搭乗員が空中に現れたそのあり得ぬ小さな”編隊”を見ているのだ。
それは飛行機ではなかったし、対空砲火の爆煙でもない、落下していく爆弾でもないし、戦闘機でもないし、火砲の薬莢でもなかった。撃破された機体の破片でもないし、撃落していく搭乗員の屍体でもなく、ましてパラシュートでもなかった。
それは第二次世界大戦における最も不思議な出来事、今日まで解析不能の謎のひとつとしてアメリカ空軍の公式記録に残され、戦史ファイルの中に収められている。
自軍のパイロット、搭乗員はもちろん、後には敵だったドイツ空軍のパイロットたちからも詳しく事情聴取を受けたのだが、彼らが一様に主張したのは、その時、”上空に敵の戦闘機はいなかった(E・R・T・ホルムズ少佐が1943年10月24日に作成したメモによる)”という事実である。
その時、パイロットと上部旋回砲塔の射手、そして、他の搭乗員、たとえば爆撃手や他の射手ともども、384爆撃航空群のB-17編隊の針路上に"円盤の群が出現した"と報告しているのである。
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