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#【東南アジア女一人バックパック】予算と目的▼ベトナム〜カンボジア〜タイ

わたしは、2024年7月末で3年間在籍した企業を退職した。
次の会社の入社は8月。およそ一か月間、有給消化期間があったわたしは、人生初めての女一人バックパックをするため、東南アジアへ旅立つことにした。

「バックパック」と聞いて、皆さんは何をイメージするであろうか?
わたしは、今回の旅に発つまでは、バックパックのイメージは「貧乏旅」「世界各国の周遊」「持ち物はリュック一つだけ」みたいな、自身がいる世界とは全く異なる遠い世界のような、アクティブでチャレンジ精神を持った人しか成しえないものだと思っていた。

実際に、今回わたしが行った期間は約2週間という短い期間ではあったけど、バックパックに一人でチャレンジしたことによって、実は海外一人旅って敷居はかなり低くて、また、自分の現状維持な毎日に新しい価値観を植え付けてくれる、素敵な経験なのだと実感した。

大学時代に、友達と東南アジアに渡ったことはあるけれど、女一人リュックサック一人で旅立つ旅行は人生初めて。
バックパック初心者、女一人、東南アジア旅の備忘録をここに残したい。

今回は約2週間でベトナム、カンボジア、タイを回った。

まとめて一つの記事にすると、あまりにも膨大になりすぎるので、
・序章 (本記事)
・ベトナム編
・カンボジア編
・タイ編

に分けて、順次公開予定です。


旅立ちの理由「新しい価値観の中に身を置きたい」


今回の東南アジアバックパックは、勢いだけで決めていたわけではなくて、実は半年前から計画していた、綿密に計画されたものであった。

2024年夏、所属する企業で在籍期間3年間が経とうとしていた当初、自身の経歴においてマーケターとしての土台がやっと完成しつつある中で、「次は、どうする?」「キャリアアップのためにどのような選択をすべき?」と悩み続けたわたしは、節目で転職を決意した。

そのタイミングで、せっかくだし、何か自身がやったことがない経験をしたい、自分がいたことない世界に身を置きたいと考えた。

渡航先に東南アジアを選んだワケは「予算と言語」


なぜ一人旅の渡航先が東南アジアだったかというと、予算と経済情勢の兼ね合いが理由だ。

バックパックをした2024年は超円安で円の価値がとことん低くなっていた時期であって、欧米に飛ぶとなると、物価が意味分からないぐらい高い。そのため予算的に断念。
その中で、女一人でも渡航しやすく、バックパッカーの登竜門と呼ばれている東南アジアに目が向いた。大学のころに行ったことがあって、馴染みが深いからというのもある。
特にバンコクなんかは、東南アジアのバックパッカーの玄関口とも呼ばれているのを知っている。

せっかくだし、多少は使える言語の英語が公用語の国でもなく、小学校で習うぐらいの簡単なレベルの読みはできるフランス語を使う国でもなく、近場だけど日本語が通じない、英語も場所によっては通じない国へ行ってみようと思った。

 タイアート、レベルが高すぎた。
先進気鋭。
現地にいなければ見れないという、レア感!


"自身のアートに関する知識を広める"ことが目的


期間は約2週間。
一番の目的は、日本に居続けたら鑑賞できないだろうアート・文化・遺産を自分の目で直接観て、知識と造詣を深めたいということ。
アンコール遺跡群には絶対行きたいと思っていたし、タイのアユタヤ遺跡にも行ってみたかった。

日本にいると、日本人に人気な印象派画家であるルノワールやゴッホ、モネ。
また、キュビズムの先駆者であるピカソや、フォービズムの先鋭であるマティス。
あるいは草間彌生などの人気ジャンルのアートを観ることはしょっちゅうあるし、それらのアートに必然に触れやすいこの環境にいれば、それらに関して知識が深まるのは当然といえる。

しかし、日本にいる中で、東南アジアのアートに触れることって、あるか?
いや、自ら望んでその環境に飛び込まなければ、ない。

例えば社会主義国のベトナム、王政を敷いているタイ、つい40年ほど前まで国で惨い内乱が勃発していたカンボジアの、アート背景を歴史とともに語れるか?これらの国は、どのようなアートの変遷を経たのか?
これを問いかけられたとき、わたしは多分何も答えられない。

アートが好きという自負があるといえど、知識はとあるジャンルに寄っているし、触れたことのない世界をインプットしたかったというのも、一つの旅の目的だった。

街と同化する、ハノイの壁面アート


二週間の予算、総額25万円


渡航先は、短期間でも周遊しやすく、国と国の移動が楽なベトナム⇒カンボジア⇒タイの3カ国に決定。

なるべく安旅、されど目的に沿う場所に訪れるときはお金を出しみたくなかったため、当初立てていた予算である20万円を少しオーバーしてしまった。
日数もそんなに余裕がなかったから、陸路で旅してみたかったけど、お金の節約よりも短時間で移動できることと、安全を取った。
空路移動に変更し、飛行機は半年前から徐々に予約をしていった。

下記、旅費の内訳。
約2週間で、合計25万円ほど。

  1. 飛行機 計10万円

    1. 成田 ✈︎ ハノイ

    2. ハノイ ✈︎ シェムリアップ

    3. シェムリアップ ✈︎ バンコク

    4. バンコク ✈︎ 成田

  2. ホテル 計3万円

    • ベトナムホテル3泊

    • カンボジアホテル4泊

    • タイホテル4泊

  3. 各国ツアー 計4万円
    ・ ベトナムのハロン湾ツアー
    ・ カンボジアのアンコール遺跡群ツアー

  4. 現地の飲食、観光費 計6万円

  5. お土産代 計2万円

まとめ


節約しつつも、まあそれなりに使えるところにはお金を使った認識。

特にツアーなどはとりわけ現地の文化や価値観を自分で知るための一つの材料であったから、そこにはお金を惜しみたくなかった。
当初は15万程度で抑えるつもりだったものの、積み重なって総額この金額になってしまったが、結果オーライ。

女子1人で旅をするにあたってお金をかける部分は、一概には言えない。
何を重視したいかによると思う。

お金の削減をとるか?
それとも、移動時間のタイパと、安全を取るか?
時間が有り余っていて、数ヶ月間の休みを取れる人は、チャレンジ精神を試すために陸路移動をしたり、ドミトリーに泊まったりしてお金を節約するのもいいだろう。

わたしのように、女性1人で旅をしたり、リスクよりも安全を取りたいと考える人は、空路移動を選んだり、繁華街から離れているホテルなどに宿泊するのが良いだろう。

どのプランが、どのようにその人たちに沿うのかは、人によって異なるから、自分の旅の目的に沿った選択をするのがベスト。

わたしの場合は結果的に、もう少し趣味やお金をかけても良かったなと思っていて、それは各国の編でまた記載することにする。

今回の序章は、旅のきっかけ、目的を記載した。
今回のバックパックでは3カ国を巡ったが、どれも大変密度が濃く、自分の中で学びがあった2週間であった。
ベトナム編、カンボジア編、タイ編に分けて順次記載します。お楽しみに!

アンコールワットの最上階

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