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社長体験記07~朗読劇の脚本・演出~≪後編その4≫

2022年11月27日、岩沼市民会館・大ホールにて
私が脚本・演出した朗読劇『ベートーヴェンへの手紙』が上演され、無事に終幕しました。
3月のオファーから本番終了までのストーリーを記事にして残したいと思います。

≪後編その4≫ 完結編です。
長くてすみません!

❺ついに本番がやってきた!ヤァヤァヤァ!

11月27日(日)
晴れ。
岩沼市民会館での本番、当日。

岩沼市民会館

11月23日は場当たり。(主に照明・音響とのきっかけ確認など。)
11月26日は通し稽古とオケとの合同リハ(仙フィルとの確認)が行われました。

脚本・演出としてのオファーを受けた私ですが
気付いたら、本番、下手の袖からキュー出しを
する事になっていました。
キュー出しとは、照明や音響のきっかけを出す
お仕事です。
 ※本番を客席から観られないのは、ちょっぴり残念でしたが、良いものを作るためなので、仕方ないのです!

下手袖からの視界①
下手袖からの視界②

本番のその時は、あっという間にやって来て
あっという間に過ぎ去って行きました。

本番を終えての感想です。

私にとって、久しぶりの創作、そして現場でした。
本番を終え一番最初に感じたのは
悔いなくやり切った達成感と
このような機会を与えてくださった
みんなで歌う第九の会、推薦して下さった小野綾子さんへの感謝の気持ちでした。

そして、やはりお芝居は良いなぁーと。
制作の過程で苦悩や苦労は付き物ですが
劇場に向かう移動中に見た空や胸のときめき、
本番直前のヒリヒリ感、やり終えたあとの寂しさこれらは日常にはなかなかない、独特の味わいだなぁーと。
久しく遠ざかっていた感覚が呼び起こされました。
懐かしくもあり、ジーンと芯にくる温もり
あの感じ。

今回のクリエーションを通して
ベートーヴェンや第九の素晴らしさを
知る事ができて、本当に良かったと思います。
このオファーがなければ、おそらく
この人生で気付くことも深掘りすることも
なかったと思えます。

改めて、人とのつながりに、心から感謝です。
もうこれに尽きますね。何事も。

ダンケシェン。


結びに…
その他、感じたことを箇条書きします。

●劇中の音楽をプロのオーケストラによる生演奏でできる贅沢さ。さらにそれに乗せて台詞を言える幸福。

●ベートーヴェンの曲が好きになった。特に交響曲・第七番。

●第九について。
 第四楽章のソリストの終盤の4人のハーモニー
 本当に美しく、生命の息吹きを感じた。
 少しマイナーっぽい音色が個人的に大好き。
 第三楽章は前情報通り、ウトウトしている観客が見受けられた。

●二人の俳優について。
・上島奈津子さん
 抜群の安定感。柔軟さ。優れた感性がキラリ。
 バランサーとしての能力も高い。
・犾守勇さん
 豪快さと繊細さ。熱量。声。
 類い稀なる存在感。

●声楽家・小野綾子さんについて。
・全身で歌っている。
 体は小柄だが、表現はとてつもなく大きく
 開かれている。
・愛のある監修ありがとうございました!

【前編に書いた観客に宛てた第三の手紙】
※上演当日のプログラムに挟んで配布されました。

第三の手紙
11月26日・竹駒神社にお参り
演出家・岩さん
解団式・スピーチ
記念撮影・朗読劇チーム
解団式の4人
左から上島奈津子さん、岩住、小野綾子さん、犾守勇さん

以上が、私が起業して初めての創作のお仕事、
8ヶ月の奮闘記になります。
書き始めた際は、前編と後編で終えるイメージ
でしたが、こんなに長くなってしまいました。
ここまでお付き合いくださった皆様、まことに
ありがとうございました!!!!

アートは人生の幸福度を上げる。
絶対に必要なもの。

LiFE iS CREATiON.

~ 完 ~


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