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リーダーシップ(前編)~全ての管理職へ~

これは有名な経営者の方々の著書や研修、セミナーを通して筆者なりにまとめたものである。
長くなるので記事を前編後編にわけることとする。

管理職は部署のリーダーであり、組織の運営管理がスムーズに行われ安心と安全で安定した事業が地域に提供できるようにリーダーシップの発揮が求められている事を自覚しなければならない。

管理職の役割とは何か

◆代表者であり、指揮者である
各会議や委員会など部署の責任者として出席し、他部門との連携および調整し、業務の円滑な運営をはかる。そして、スタッフの確保と業務振り分け、士気の向上をはかる。例えるとオーケストラの指揮者である。
◆情報収集と伝達により時代の変化を伝えるスポークスマンである
会社の主な動きや他部門、各会議、各委員会などから情報を集め、会社としての目的・目標・動きを把握・伝達し、情報の共有化と協調関係の強化につとめる。
◆改革者であり、トラブル処理者である
サービスの質向上と経営の質向上に向けて業務改善を行い、職員間トラブルなどに適切に対応して改善を行う。また、部下の健康状態にも気配りをしなければならない。

管理職に求められる能力とは

①専門知識と技術力
専門的な知識と技術を要し教育や指導力及び豊かな創造力を有すること。
②マネジメント能力
判断力、実行力、指導力、説得力、創造力、幅広いコミュニケーション能力を有すること。
③人間的能力(魅力)
人生哲学、ものの考え方、態度振る舞い、相手を思いやる心、品性、明るい性格で人間的に魅力のあることが望まれる。

※重要※
①のみ:《管理職としては不適》
①と②:《可能性のある管理職》
①②③:《優秀な(徳のある)管理職》

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リーダーシップにはどんなタイプがあるか

◆性格面からの分類:仕事中心型・個性尊重型・環境適応型
◆行動面からの分類:独裁的、権威主義的、民主的、放任的
◆組織面からの分類:仕事重視型、人間関係重視型

リーダーシップは生まれつきの才能ではない

◆リーダーシップは、環境やトレーニングによって後天的に身につくものであり、経験の積み重ねによる実績により備わるものである。
◆リーダーシップは組織の状況により変化するものである。
◆役職名や権限を持っている事はリーダーシップをとるのに望ましい事ではあるが十分条件ではない。
◆才と徳を磨き人を心服させる能力を持つことができれば権威も備わってくる

支持されるリーダーの共通要素は

・人間的に明るく前向きである
・サッパリした性格である。
・指示や回答が明確である
・判断が適切である
・頼もしく思える
・熱心に相談に乗ってくれる
・仕事ができる

良いリーダーになるためには

・判断力と指導力を身に付ける事
・そのためにコミュニケーション能力を向上させ情報収集をはかる事
・結果として全体を見渡す習慣が身に付き的確な状況把握ができる
・目的は何か、目標をどこに置くか明確にして理念や原理原則に照らしてみる事
・報告・連絡・相談の実行に努める

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コミュニケーションをはかるには

・人間的に明るく、常に前向きである事
・相手の立場に立って考えることができる事
・思いやりを持って対応する事
・被害妄想に陥らない事
・衝突を恐れない事
・時にはバカになる事
・反発する人、創造的な人を大切にする事
・相手の短所と上手に付き合う事

保身に走る人はリーダーにはなれない

・自分にとって危ない事には手を出さない人
・石橋をたたいても渡らない人
・他人の手柄を自分のものにする人
・自分の失敗を他人のせいにする人
・上司には逆らわず部下には高圧的な人
・反抗するものを避ける人

被害者意識を持っていてはリーダーにはなれない

①会社組織が悪い、社長が方針を出してくれない、問題を提起しても、いくら言っても部下が言うことを聞いてくれない
②時間が無いし、人も足りないからできない
③自分だけ忙しい思いをしてとてもやれない
※自分が被害者であることをアピールして出来ない事の言い訳をしているに過ぎない。
※与えられた環境と条件の中で工夫をし、実績を上げる努力が必要である
※出来る事は何か、与えられた条件の下で何をしたかが大切である。

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リーダーは人の心に火をつけ燃やす人である

(人には以下のような人がいる)
・自分の心に自ら火をつけ燃える人
・自分からは燃えないが、人から火をつけられれば燃える人
・自分からは燃えない、人から火をつけられても燃えない人
・人の火を消す人
※リーダーは自分が燃えて人に火をつけ燃やす人でなければならない

人生は最後の一瞬までわからないものである。だから、人生は面白い。

後編へ続く。

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