2023年上半期ベストブック3選
今日から7月。2023年も半分ほど終わったことになります。この間「年明けだー」と言っていた気がするのに早いですね。
今年上半期のワンフォレストが読んで最も面白かったと思うもの3選をまとめてみました。よろしくお願いします。
🥉#お探し物は図書室まで
SNSで紹介している方が多くて気になった1冊です。
人生や仕事に行き詰まった人達が、不愛想だけど聞き上手な司書さんを通じて、自分探しをする話です。
カニが横を向いて歩くように、物を多面的に見て、視野を広げることは大切なことだと感じました😊
🥈#52ヘルツのクジラたち
「52ヘルツのクジラ」とは高周波で鳴くクジラのこと。高い鳴き声のため周りは気づかない。
作者はこれが現代の形に似ているということでこの作品を綴った。
一見、「孤独感」や「誰にも共有できない価値観」は他人事のように感じますが、全然、そんなことはないと感じました。
🥇#汝星のごとく
-わたしは愛する男のために人生を誤りたい。
生きることの自由と不自由を綴ってきた筆者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。
2人の「価値観」の食い違いで、出会いと別れを繰り返して、成長する姿が描かれています。
・全体を通して
どの作品もSNSで見つけたり、書店で見つけたりして、気になったものです。
汝、星のごとくは今年の本屋大賞で1位となりましたね。汝は、読了したときもそんな予感がしていました。私も、「自分では臨んでいない愛」を描いた作品として、多くの人に受け入れられるべき作品だと思います。
これらの3作品は、「価値観を共有できない」、「孤独感」という点で共通していると感じています。
孤独感を感じている人、価値観を誰かに共有できずに悩んでいる人におすすめな3冊だと思います!