
天皇の料理番(上巻)
杉森久英・著 1982年
日本に洋食が伝わってきた明治時代のコックに憧れ上京した若者の話。
田舎で食べたカツレツがとても美味しく、コックを目指したいと思い始め上京。数々の名門洋食屋や小食堂で働きながら、技を磨いてゆく話。途中、嫌な兄弟子や、お世話になった人の戦死など辛いことや大変なことも経験しながら、心身ともに強くなっていく姿が描かれています。
日露戦争や文明開化、日本初の鉄道開通など明治時代を感じさせるフレーズがたくさん出てきます。
まだ上巻のみなので、今後下巻も読んでいきたいと思います。