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ももこのいきもの図鑑
さくらももこ 1994年
・概要
子供の頃からいきものに興味をもち、大人になった今でも変わらずカメや小鳥や魚を飼っているというももこさん。
これまでに出会ったいろんないきものたちとの思い出をやさしく鋭く愉快に描いた短編エッセイ集。呑気な父ヒロシを始め、おなじみのあの家族達もいきものがらみのネタで次々出てきて大爆笑。待望の、さくらももこの初文庫。オールカラーで元気に登場!! 英語版も同時発売。
・感想
前週に続き、またさくらももこ作品です。
私の好きな作家さんで、読書を始めるきっかけにもなった人なのです。
今回、「この人、生き物好きなんだー。」と思いました。しかも、かなり詳しく綴られていて、彼女の生き物愛を感じました。
「ちびまる子ちゃん」でも、聞いたことのある、インコや、金魚の話から、今まで、聞いたことがなくて、意外に感じたものまで、多種多様な生き物達の特徴が綴られていました。
また、ペットを買うことにあまり明るくなかった、彼女のお母さんにひたすらねだり続けたこと。なんとか、許してもらえて、ペットを飼えて嬉しかったこと。突然ペットが死んじゃって、悲しみに明け暮れた日々のことなど、様々な体験も描かれていました。
ペットも当然ながら生き物なので、その時が必ずやってきてしまいます。さくらさんは、大人になるまでに何度も、大切なペットと出会っては別れてを繰り返してきたそうです。(他の人と比べても圧倒的に多いかもしれないなぁ) この本の中で、「生き物だから、会ったときから別れが始まっている。だから、その覚悟を持つことが必要」とさくらさんの旦那さんが言っていたのには、とても共感しました。
それにしても、凄い数でした。私は、ペットや動物を飼った経験がないので、ちょっと羨ましかったです。いつか、動物飼ってみたいなぁ…。
・書籍情報
初版刊行日:1998年5月25日
発行元:集英社
定価:本体616円+税
備考
この作品は1994年3月、マガジンハウスより刊行された。