”不安のない創作”を
己の目指す、あるいは着地したい創作について最近気づいたので、少し文字にしてみることにしました。
最初はトゥイッターで書こうとしたけどトゥイッターで書くと長い自分語りになりそうだったのでこっちに流すことにしました。
そう、つまりはただの自分語り!
創作において求められていない自分語りや創作論展開は最も唾棄されるべき邪悪!
普段のTLでやっている人を見たら「最近創作を始めたばかりの人なんだろうな」「この時期がいっちゃん楽しいもんな」と思って温かい目で流している!
が!noteって自分語りのためにあるようなとこあるし書いてもいいよね!
創作論展開するわけじゃないし!
ということでつらつらと誰に向けたわけでもない言い訳を並べて立てたところで書きます。こんな前置きをするほど重要なことでもないんだよ本当は。
不安のない創作
結局のところこれがしたい。
というより、今の自分は大半の創作行為において不安が付きまとっている。
主には「面白いものが書けなかったらどうしよう」という、ネガティブな感情が。
根底には「失敗したくない」「恥をかきたくない」「屈辱を味わいたくない」などの極めて後ろ向きな感情があるのだと思う。
というのも、元より自分はものすごいネガティブな人間だ。
高校生の頃、理由はわからないけれど(ある日ある瞬間突然そうなったのを今でも覚えている)それが突然歪曲してポガティブ(起きた物事をまずマイナスで捉えた上で『でもどうせ〜だし、まあいいか』みたいになる)になった。
けれど、まずマイナスで捉える部分は変わっていない。
根っこのところはネガティブな人間なのである。
このネガティブがいったい何を引き起こしているかというと、
『「これが『みんなが面白いと思う』と思うはず」ということをやっている』のだ。
何を言っているかわからない?
嘘です僕の国語力が低いだけです。
要は自分が本当に面白いと思うものではなく、「他人が面白いと思ってくれるはず」のものを作っているのだ。
具体的な行動は列挙するのも馬鹿馬鹿しいのでまとめて言葉にすると「マイナスをゼロにする」作業ばかり行ってきた。気がする。
正解なんてないのに、正解を求めて物語の型を探し回ったり、キャラクター造形を世の中にウケていると思うものにしてみたり。他にもたくさんある。
別にそれ自体が悪いわけじゃない。物語の型を探すのは大事なこと、というか職業作家としてやっていくなら必須級だと思うし、時代に合わせたキャラクター造形も必要な作業だ(イラストでいう絵柄を現代に合わせるようなもの)。
全部、中途半端だからいけないのだと思う。
読者のことを常に考えながら作れ、とはいろんな作家が言っているし、独りよがりの作品は受け入れられない、とも言われている。
だからやるなら徹底的な分析やマーケティングによる『売れる作品作り』をするべきなのだ。
そうでないなら、自分が面白いと思うものだけを詰め込んで作るべきなのだ。
でもそれができないのは何故か。
『不安だから』だ。
『失敗したくないから』だ。
『恥をかきたくないから』だ。
『屈辱を味わいたくないから』だ。
結果的にはそれが一番失敗する可能性が高いというのにも関わらず。
なぜ僕がこれに気づいたのかというと、現在(2021年11月13日)僕は小説ではなくTRPGのシナリオを作っているからである。
いわゆるシティシナリオと呼ばれるもので、ボリューム的には小説一冊分くらいの内容を込めている。おかげで作業量はとんでもないことになっている。早く終わらせたい気持ちでいっぱいです。(要らぬ自語りをすると一番最初にこれを作ろうと言い出したのは高校生の時なので数年経っている。まともな実作業をやり出したのは今年の頭)
そしてTRPGシナリオを作っている今、とても楽しい。
めんどくさいし早く終わらせたい気持ちでいっぱいだけど、不安はない。
なんでだろうな、とふと思った時に気づいた。
不安がないからだ、と。
どこに送るわけでもなし、身内でやるだけやれればいい。
失敗もクソもなく、ただ身内を楽しませられればそれでいい。
成功させなければ、なんて気負う必要がないのがこんなにも心軽くなるものだとは思わなかった。
同時に、自分が気負いすぎていたことにも気づいた。
思えば、自分が書いた作品の中でもよく出来ていると思う短編は、正解のプロットなんてものは知らないから自分流の七部(四章)構成にしているし、キャラクターも適当に書いたら動き出す彼らに任せている。
不安なんて一切ない。失敗したらなんて少しも考えていない。
貧すれば鈍する、というが実際のところストレスを抱えている人は創造性がかなり落ちるらしいです(何%なのかやどこがソースなのかとかは忘れたため世界一根拠のない発言)。まぁ、ストレスを抱えている人間とそうでない人間、どちらの方が創造性ありそうかで言えばそりゃ後者っぽいよなとはなるので、当然なんですが。
創作上の不安もそうですし、創作をする上での、生活の不安も無くして精神状態無敵で創作したいものですね。
〆に
そんな感じの気づきを得たのがつい先ほどです。
ここから『なので好きなものだけを詰め込んで、不安を無くした自分で物語を作った結果、見事に受賞しました!』みたいな展開が作れればすんごいサクセスストーリーとしてこのnoteも『バズり待ったなしの明るくなりたい系パーソンたちの良い暇つぶしコンテンツ』になれたのでしょうが、そんな展開はまだありません。
ただ、これからそうなれたらいいな、と思っています。そんなうまくいくとはもちろん思っていませんが、ポガティブなので、最後は良い方向に向くと思いたいのです。こうした思索(と呼んでいいかわからないもの)も、決して無駄ではないと思って進んでいきたいのです。
追記:雑学を思い出したので書いておくと、創作する人はビタミンDが不足しがちで、ビタミンDが不足すると不安障害を引き起こしやすくなるらしいです。というかビタミンやミネラル等の必須アミノ酸が不足すると心にも悪影響があるらしいので、創作する人は日光を多めに浴びるように心がけると良いかもしれません。日光を浴びると体内でビタミンDが生成されるぞ!
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