感動ポルノと本当の感動について1度考えてみましょう
感動ポルノという言葉をご存じでしょうか?
介護の仕事をしていると、嫌でも耳に入ってきますし、日々考えさせられる言葉です。
あまり聞きなれない言葉かもしれませんし、意見は分かれる話題だと思いますが、あなたなりに感動ポルノについて考えてみてください。
感動ポルノとは?
簡単に言うと、障害者を必要以上に感動と結びつけるのは、健常者の自己満足だという主張の事を「感動ポルノ」と呼んでいます。
以下に詳しい説明を掲載します。
障害者が障害を持っているというだけで、あるいは持っていることを含みにして、「感動をもらった、励まされた」と言われる場面を表している。そこでは、障害を負った経緯やその負担、障害者本人の思いではなく、積極的・前向きに努力する(=障害があってもそれに耐えて・負けずに頑張る)姿がクローズアップされがち。「清く正しい障害者」が懸命に何かを達成しようとする場面をメディアで取り上げることがこの「感動ポルノ」とされる。
日本においては、2016年8月28日にNHK Eテレが『バリバラ〜障害者情報バラエティー〜』「検証!『障害者×感動』の方程式で感動ポルノを取り上げ、裏番組に当たる24時間テレビを批判した。
wikipediaより引用
ポルノという言葉は性的なものに使われますが、感動ポルノは比喩表現としてポルノという単語を使っています。
24時間テレビ等の内容を否定するつもりはありません。
それがきっかけで、「チャレンジしてみよう!私だって頑張るんだ」と実際に奮起された障害者の方もいらっしゃると思います。
そのきっかけを作った企画は素晴らしいと思います。
しかし
大切なのは、映像を受け取る側の私たちです。
誰であっても、一人の人間であることに変わりはないということ。
障害を無意識に色眼鏡で見ていないか?
とても難しいです。
答えはでないかもしれませんね。
次の章で、もう少しだけ詳しく紹介します。
感動ポルノの起源
2012年に障害者のステラ・ヤングが、オーストラリア放送協会のウェブマガジン『Ramp Up』で初めて用いた言葉である。意図を持った感動場面で感情を煽ることを「ポルノ」という形で表現している。
「腕のない子供が口でペンを持って絵を描く」
その姿を見て感動することが「下には下がいると安心することだ」とステラ・ヤングは主張します。
そんなことない!頑張っている姿を見て感動するのは当然のことじゃないか!と思った方もいらっしゃるでしょう。
ではステラ・ヤングの主張を読んでください。
「だって、私たちにとっては当たり前のことだもの。何が感動的なの?
私は、あなたが手で絵を描いてもなんとも思わないわよ」
つまり、口で頑張って絵を描いてることに感動した時点で無意識に見下してしまっているという事です。
どうでしょうか?
もっと深くまで考えないと、まとまらないなーという方がほとんどではないですか?
あくまでも感動ポルノはステラ・ヤングの意見です。
真逆の主張をする方もいらっしゃると思います。
それは十人十色でそれぞれの意見があっていいと思います。
ただ一度あなたも考え直してみませんか?
🔷まとめ
🔷感動ポルノと本当の感動について1度考えてみましょう
1.感動ポルノとは?
2.ステラ・ヤングの主張
今回は「感動ポルノと本当の感動について1度考えてみましょう
」についてご紹介しました。
感動ポルノだけではなく、病気を題材にしたり動物を題材にした映画など、全てとはいいませんが、商品として仕事として作成されたように感じてしまうものも世の中には存在しますね🙄
今回はあくまで問題提起という形です。
この記事を読んで「平等とは何か」「偏見とは何か」を考えるきっかけにしていただけたらと思います。
お忙しいなか、最後までお読み頂きありがとうございました🎵
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それではまたお会いしましょう!!
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