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たこ焼き嫌いな大阪人でも幸せや

たこ焼き嫌いな大阪人

あなたはどう思うだろうか?

「人生損してる」
「もったいない」
「かわいそう」

その感情はおそらく固定観念・先入観・エゴだろう。
今日はそんなお話。

同じことが言えるのか

訪問介護の仕事で両脚がないおじいちゃんと関わっていたことがある。
口数は多くなく、たばこの煙を吐くようにゆっくりと喋る。
部屋着は作務衣。料理や家事にうるさいが、面倒見がいい。

なんとなくの雰囲気から、彼を「侍」と呼んでいた。

両脚がないため部屋の中ではベッドで寝ているか、車椅子に座っているかの2択しかない。

独身
排泄はオムツ
一人では外出できない
食材の買い出しは週1回
週に4回の人工透析
リモコンを落としたら、テレビのチャンネルを1人で変えられない

この条件を見て、上記のたこやきのような感想をあなたは侍本人に直接言うことができるだろうか?

言えないだろう。


もちろん「大阪人でたこやき嫌いなんて、かわいそう~」という発言にはノリとか冗談が混ざっていることもあると思うが、ほんとうに悩んでいる人に対して、そんな軽口はたたけない。

侍にたずねられた。
「お前は俺のことかわいそうと思うか?」

「不便やろなー大変そうやな―と思うけど、かわいそうとは思ってません」
「僕も目が悪くて毎日コンタクトして、帰宅したらメガネに変えて、日切れしたら新しいコンタクト買って、目がいい人に比べたら損してるなーとは思うけど、自分でかわいそうと思ったことないんで」

「お前はやっぱりアホやな」
「だけど、ええヘルパーになると思うわ」
そう言うと侍は黙ってテレビを見始めた。

まだ訪問介護ヘルパーとして働きはじめて間もない寒さが肌につきささる日だった。

侍との日々

今思い出しても、怒られたことばかりが頭をよぎる(笑)
玉ねぎの切り方が違う。タオルのたたみ方が違う。
買い出しが遅い。など言い出したらキリがない。

うちの会社の中でもダントツで侍に1番怒られた自信がある。

だけど、今思い返すと不器用ながらに育てようとしてくれていたのかもしれない。

元料理人だった侍は、オリジナルメニューをいくつも教えてくれた。
我が家のカレーは未だにずっと侍レシピのカレーだ。

幸せにものさしはない

侍は去年の1月に他界した。
約1年の付き合いだった。
火葬するまで侍に会いにきた人間はほとんどいない。
だけど、うちの会社のスタッフに囲まれ、好きな食べ物やお菓子、花を棺桶いっぱい詰められて侍は幸せだったんじゃないかなと思う。

しかし、幸せだったかどうかは侍本人にしかわからない。

それは、僕たちだって変わらない。
あなたが幸せだと思うなら、他人からは不幸せに見えてもそれが幸せだろう。

十人十色幸せを何に感じるかは人それぞれだ。
大阪人でも、たかがたこ焼き食べられないぐらいなんてことない。幸せだ。

🔷まとめ

🔷たこ焼き嫌いな大阪人でも幸せや
 1.脚がない人に「かわいそう」と言えるのか
 2.侍のアメとムチ
 3.幸せはあなた自身が決める

今回は「たこ焼き嫌いな大阪人でも幸せや
」というノンフィクションをご紹介しました。

他人と比べる必要はないんです。
隣の芝は青く見えるけど、あなたの気持ちが一番です😁😁😁
当たり前のことでも、日々の忙しい生活をおくっていると忘れたり見失いがちですよね😶

ちなみに、たこ焼き嫌いな大阪人とは幼馴染の事で、僕はたこ焼き大好きです👍👍👍(幼馴染はタコアレルギー。)

お忙しいなか、最後までお読み頂きありがとうございました🎵

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それではまたお会いしましょう!!

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