冬のウラジオストク【2】
市内の散策へ
引き続き市内を観光しました。宿泊先のホテルから街の中心部までは、少し距離があります。私は何度も往来しました。
裏路地
素敵な裏路地アート。地元のアーティストによる作品だそうです。街角の所々に存在するスペースを利用して、斬新な壁画を手がけている模様。
これって、旅行会社らしいです。でも、こんなところになぜ? 奇抜な塗装の外観も気になります。何か裏がありそうだなぁ・・・。
KOREA HOUSE
KOREA HOUSEという不思議な物件(アパート)を見つけました。街の人によると、「北朝鮮労働者の住み込みに利用されているのかも?」という曖昧な回答がありました。両国の関係上、満更でもなさそうです。家屋は、アートとしては申し分ありません。
夜の街の姿
モダンでお洒落な中心地のストリート。歩道沿いには、カフェやら雑貨店やらと、若者を対象にしたお店がたくさん入っていました。脱ロシア風です。
ウラジオストク中心街。ロシアらしさは影を潜め、道路も走行車向けに設計されているようです。走行する車もモダンな車種ばかり。この街で知り合ったロシア人は、プリウスに乗っていました。なんと車内では演歌が流れていました。
グム百貨店の裏通り。幻想的でとても綺麗です。歩行者が多いので、シャッターチャンスを待つ必要があります。誰しもがこんな角度で写真を撮っているのだと思います。
ウラジオストク広場
ウラジオストク駅前にありました。レーニン像がまだ残っていました。私の記憶だと、ロシア各地のレーニン像は、ソビエト連邦崩壊時に破壊されてしまったはずです。共産主義を懐かしむ精神が、まだどこかに眠っているのかも知れません。
ウラジオストク港
穏やかな流れです。どことなく、ドイツのライン川を連想させるような。実際は、港を抜ければ日本海なんですけどね(笑)。日本を含め、周辺国からの様々な定期便が出入りしているらしいです。
大きな旅客船や商業船が停泊しています。ひょっとして軍港なんでしょうか? 知識はありませんが、軍艦らしき船が何隻も並んでいます。海面の凍結がなさそうなので、ここは不凍港で間違いないと思います。
鷲ノ巣展望台からの眺め
ウラジオストクには、「東方を支配せよ」という意味があります。日本人としては意味深ですが、その名に恥じぬ威風堂々とした景観は優美です。斜面を開拓して、戦略的な観点から設計された街なのでしょう。