ワンセント

放浪癖。変わり者と呼ばれています。風変わりなネタを記事にしていきます。 🍀著書 『オランダの香り』https://amzn.asia/d/0doK5EBc

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マガジン

  • ロシア旅行の思い出話

    エカテリンブルク訪問時の思い出話。9話完結予定。

  • Life & Activities

    様々な活動の記録を記事にしていきます。

  • Journeys & Incredible Spots

    旅のストーリーや訪問スポットを記事にしていきます。

最近の記事

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著書 『オランダの香り』 (Kindle)と自己紹介

<概要> 久しぶりにオランダへ渡航した筆者(ワンセント)。懐かしい家族が再び私を迎え入れてくれた。あの独特の「香り」がどこからとなく漂ってくる。これは一体何の香りだろうか? 学生時代の旅行経験、金融関係者としての滞在など、オランダは私にとってのいわば第二の故郷。私はこの国で、人々との出会いを経験し、さらに貴重な思い出にも恵まれた。あの頃がとても懐かしく感じる。 この本(電子書籍)では、当時の記憶に残る数々のエピソードを紹介する。ヴィッセルさん一家、旅先での出来事、そしてマ

    • ロシア旅行の思い出話【4】

      ナンシーとの出会い 前編 エレーナ先生にメール。本当は飛び込み訪問をして、先生を驚かせてやろうと思っていた。だが、冷静に考えて、先生がロシアに帰国しているのかは不明。結局、返信を待つことに。住所を手元に控えているだけに残念。 さて、本日はホテル内のレストランで食事をしてみようと思う。ここに宿泊してまだ一度も利用したことがない。朝食は大抵ストリートフードで間に合わせていた。 レストランには客の姿がなかった。料理人を含め、従業員さんたちも退屈しているらしく、ヘラヘラ雑談して

      • ロシア旅行の思い出話【3】

        エカテリンブルク市内を歩く 昼食を済ませて外へ出た。閑散としたロシアらしい光景が広がっている。そこそこ密度のある日本の地方都市を、そのままストレッチすれば・・・エカテリンブルクのようになるかも知れない。そう感じた。 さて、最優先で銀行に行かなくてはならない。ルーブルを購入する予定。安全上の理由から、クレカの使用はなるだけ控えたい。旅行ガイドでも注意喚起されてあった。 「ちょっと立ち止まってください。そこのあなたですよ。この財布を落としませんでしたか? 旅行されてるんでし

        • 冬のウラジオストク【3】

          ルースキー島へ ウラジオストク市を離れ、ルースキー島へ向かいました。この島は、ウラジオストクの南に位置しています。ただ、移動手段無しで訪問するのは難しいと思います。市内で出会った親切な方にガイドしていただきました。 ノボシリツェフスカヤ砲台 橋のたもとに並ぶ砲台です。対日戦を目的として備え付けられたものらしいです。深い霧のために、これ以上の見学は断念しました。 海に落ちないようにとの警告です。決して大袈裟ではなく、1m先も見えないほどの濃霧でした。まさに、五里霧中・・

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        記事

          冬のウラジオストク【2】

          市内の散策へ 引き続き市内を観光しました。宿泊先のホテルから街の中心部までは、少し距離があります。私は何度も往来しました。 裏路地 素敵な裏路地アート。地元のアーティストによる作品だそうです。街角の所々に存在するスペースを利用して、斬新な壁画を手がけている模様。 これって、旅行会社らしいです。でも、こんなところになぜ? 奇抜な塗装の外観も気になります。何か裏がありそうだなぁ・・・。 KOREA HOUSE KOREA HOUSEという不思議な物件(アパート)を見つ

          冬のウラジオストク【2】

          冬のウラジオストク【1】

          ウラジオストクへ 週末弾丸旅行でウラジオストクへ行ってきました。成田から2時間半ぐらいのフライトだったと思います。 ウラジオストクは、様々な東欧の文化が入り混じる、ユニークな街でした。モスクワやペテルブルクのように、ロシア伝統文化のしつこさが感じられません。ぼんやりとしたロシアです。でも、それがウラジオストクらしさかも知れません。 政治的緊迫や領土問題など、考慮すべき点は多少ありますが、週末旅行にはもってこいではないでしょうか? ロシア正教(オーソドックス)の文化を肌で

          冬のウラジオストク【1】

          寂しい公園の秋

          近所の公園にも秋がやってきた。 遅れながらも優雅な紅葉。 でも、なぜか秋になると寂しい。 林道から松林キャンプ場へ。ここは人気スポットなのか、1年を通じてキャンパーが途絶えることはない。確かに、しみじみとした雰囲気を味わいながらのキャンプにはロマンを感じなくもないが・・・。ところで、きっちりとタープを張って正解だと思う。今の時期は、夜に深い霧が発生しやすい。夜露を甘く見てはならない。 大きな池を囲むように遊歩道が整備されてある。一周2km程度あるらしい。たくさんの人々が日

          寂しい公園の秋

          籾殻燻炭(もみがらくんたん)

          地方農村部にて。 辺境の地の迷惑ごと。 臭くてどうにもならない。 これ、何だかわかるだろうか? お米の殻(もみ殻)を燃やしているのだ。 最悪な農業公害である。 籾摺り後の大量のもみ殻。農家としても処分に困ってしまうのであろう。簡単には土に返らないからだ。家畜の餌に使用する場合もあるらしいが、大抵はこのように焼却処分している模様。無酸素状態で上手く焼却できれば、もみ殻は黒い炭の状態になる。これは燻炭(くんたん)と呼ばれていて、土壌の改善など、様々な用途に用いられるとのこと。

          籾殻燻炭(もみがらくんたん)

          ロシア旅行の思い出話【2】

          宿泊ホテルにて まさかの午前2時。宿泊予定のイセチホテル(Hotel Iset)に到着した。ドライバーさんが、僕のバックパックをホテル玄関まで運んでくれた。その後は、チップも受け取らずに猛スピードで走り去っていった。もう遅いから早く寝たいのだろう。ホテル周辺も真っ暗で、とても静かだ。 コルツォヴォ空港からの道中は不安だらけだった。木々に囲まれた山道だったと思う、とにかく、ずっと走り続けてきたものだから、一体どこへ向かうものだろうかと・・・。インフラ整備も最悪で、車体が上下

          ¥100

          ロシア旅行の思い出話【2】

          ¥100

          ロシア旅行の思い出話【1】

          はじめに 大学時代に、ロシアのエカテリンブルクという街まで旅をした思い出があります。エカテリンブルクは、ロシアのウラル地方に属する街で、日本からは約6,000Km離れています。とっても平凡な街でした。 旅のきっかけは単純でした。当時の僕は、ロシア語を第2外国語に専攻していたのですが、エカテリンブルクは、お世話になっていたエレーナ先生の出身地でした。生まれ故郷を魅力的に語る先生に感化され、僕もぜひ行ってみたいという気持ちになったのです。特に印象的だったのが、「ロシア文学の世

          ロシア旅行の思い出話【1】

          愉快なフランス人女性との出会い

          バーでフランス人女性と出会った。 仕事の出張先での出来事である。 無事に最終日の仕事を終えた私は、それまでの疲れを癒すべく、飲屋へと向かった。現地でも人気なバーらしく、私が足を運んだときには店内はほぼ先客で満員の状態だった。 それでもカウンター席が空いていたので、そこに腰を下ろした。お店はとてもいい雰囲気を醸し出していたと思う。洒落ているなと感じたのは、酒類はオーダーごとに会計を済ませるという、欧米型の支払い制を導入している点である。欧州に住んでいた頃がとても懐かしく感じ

          愉快なフランス人女性との出会い

          大阪の奥行きある風景

          排ガスまみれのスポット。上下の車線数がアンバランスなのは謎だが、自動車がスピーディにこちらへと向かってくる光景は見事な絵になる。絶叫マシーンに座っているかのような感覚も然り。心地よさに酔いしれてしまい、しばらくの間じっと立ち尽くしてしまった。 随分と長い路地ではないだろうか? 3名の歩く姿が遥か遠くに見える様。昼食に立ち寄った飲食店のオーナーは、この通りを「商店街」と呼んでいた。うーん、どうだろう? 伝統ある店々が、次第に近代建築へと変貌を遂げていくかのように見えて仕方がな

          大阪の奥行きある風景

          ロシア人娼婦が部屋にやってきた!!

          ウラジオストクのホテルでの体験談を書いてみようと思う。 2019年11月末。私はPrimorye Hotel(プリモリエホテル)にチェックインした。このホテルは安価で清潔なだけでなく、ウラジオストク駅の近くに位置しており、立地条件にも優れている。旅行者にとても優しい。 私には学生時代に交友関係にあったロシア人女性がいるのだが、彼女との再会のためにウラジオストクまでやって来たのである。2人でシベリア鉄道を満喫する約束をしていた。現在、彼女は総合診療医として市内の病院に勤務し

          ¥100

          ロシア人娼婦が部屋にやってきた!!

          ¥100

          ラブホテル街〜懐かしき新宿2丁目〜

          ★友人からの依頼★ ラブホテルのこと知りたいんだけど・・・どうかな? 2015年の春、海外の友人より連絡が入った。彼は出版社に勤務しており、日本のラブホテル事情を記事にしてみたいとのことだった。 私はラブホテルが外国人ウケするのは以前から知ってはいた。海外では、日本独特の奇妙な習慣として紹介されることが多い。「行為に及ぶためだけの密室」とやらが、とても神秘的に響くとのことだ。事実、「ラブホテルに入ったことある?」と何度も質問されたことがある。 私は彼に協力することにした

          ¥100

          ラブホテル街〜懐かしき新宿2丁目〜

          ¥100

          外でコーヒー飲んじゃダメなの?

          今年も猛暑の夏がやってきた。 まだ8月前だというのに、暑い、暑い、とにかく暑い。 本日は、諸事情にて表参道まで足を運ぶことになった。随分と久しぶりの訪問だったと思う。表参道は適度に洒落た街で、学生時代に頻繁に出入りしていた思い出がある。品のいい女性をナンパするには最高の場所だったのだ。 私は用事を済ませると、「パンとエスプレッソと」というカフェに入った。メインストリートに面した路地を道なりに進んでいくと、このカフェが見つかる。外観だけでなく、店内の雰囲気やフードサービスも

          外でコーヒー飲んじゃダメなの?

          新宿駅前のストリートミュージシャン

          新宿駅西口前。ストリートミュージシャンがアコースティックギターを手に歌っていた。透き通るような歌声が夏の深夜に響き渡る。疲弊したサラリーマンたちは、ただ頷くように歌詞を追っている。 ずっと昔ブリュッセルの街角で出会った女性ミュージシャンによく似ている。彼女もこんな風にラフな格好をしていて、観客をじっと見つめるような顔つきで演奏を披露していた。束の間の出会いのストーリーを思い出す。 *『オランダの香り』より 彼女についつい見惚れてしまう。見事なパフォーマンスだ。「人生、好き

          新宿駅前のストリートミュージシャン