謙虚な人はかっこいい/「謙虚すぎ」に要注意
「ただ謙のみ福を受く」という中国の古い言葉があります。人は謙虚にして初めて幸福を受けることができるという意味です。
謙虚とはどういうことか?
少し考えてみます。
■ 「謙虚」とは
辞書を引くと、「つつましく控えめなさま。おごりたかぶらず素直なさま。」とあります。
自分が偉いとは思わず、人に対して「おかげさまで」という思いを忘れません。
■ 「素直」なだけではいけない
素直な人は、言われたことを全て鵜呑みにし、自分の意志が無い人。
一方、謙虚な人は、言われたことを否定せず受け取りながらも、自分の意志を持っている人のこと。
心の内に燃えるような闘志を持ちつつ、相手のことを尊重できる人です。
意志の無い謙虚はただの「逃げ」です。
■ 自分の非を認める
謙虚な人は自分の非を認めることができます。
素直に謝り、次に活かせます。
そして成果を残した時には驕らず、自慢話をすることもありません。
心の中では自分のことを認めながらも、成功に関して周囲に感謝をします。
■ 褒められた時こそ謙虚に
褒められたら素直に感謝を述べましょう。
この時、一流は、
「あなたに褒められることが一番嬉しいです」
と言い、相手を立てます。
さらに
「◯◯さんこそ、〜〜なところが素敵ですよ」
と相手に話を振ります。
■「謙虚すぎ」に要注意
① 自分を卑下する
へりくだりすぎて、自分を卑下してはいけません。
謙虚な人は、自分の弱さをさらけ出し、それを愛嬌に変えてコミュニケーションを取ることができますが、度を越してしまうと相手に気まずい思いをさせてしまいます。
自分を卑下すると運気が悪くなり、自分のことしか見えなくなってしまいます。
謙虚さは相手本位・他者貢献が大切です。
② 謙遜しすぎる
「謙遜」とは、自分の能力などを下げて評価することです。
謙虚な人は自分を下げることはしません。
あまりに謙遜が過ぎると、相手に舐められ、自分が不利益や損を被るとこになります。
③ 謝ってばかりいる
自分の非を認め、謝ることができるのは、謙虚な人のストロングポイントです。
しかし謝ってばかりでは、意志の無い人だと思われてしまいます。
自分に非が無いことまで謝る必要はありません。
謙虚な人はなぜかっこいいのか。
内に秘めた強力な「意志」があるからです。
今日も一日謙虚に頑張りましょう。