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山中教授の警笛

iPS山中教授が危機感「このまま終わると思えない」 https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000180768.html

と発信くださいました。

沁みます…

行政でお仕事をし、医療現場で感染と向きあったことがある端くれとしましては、

病原性が今までと異なる様子が明らかになってきたコロナウィルスでは、

山中教授の提言は、医学的にも社会的にも刺さります。

検査をこのまましないで、'ファクト'が見えない対策をしていく場合、シナリオとしては、ほんとに'大変'な厳しい事態になる未来が想像できます。

薄々わかっていても言えない'空気'の感染の方も気になりますが…

さすがに対策により、
死亡者の数、桁が違います。

…言わざるえない。

難病患者の対策も
データ・日本型の'縛り'・具体策…
似てます。
困っている患者がいますが、
当事者になってはじめて映る
この国の姿があります。

日本型の検査の'縛り'により、症状が悪化しないと検査されない状態におかれた方々は、
非常につらい立場にたちます。

どのくらいの未検査患者がいるか…病原性が強いコロナウィルス患者が動いていてもわかりません。
今はここに脅威があります。

医療現場内では、職員の感染が増えると、まわせなくなります。

インフルエンザでさえ、持ち堪えるのが大変だった経験がありまして、

精神的に終わりが見えないような戦いをしていくことになる対象病院は、このウィルスの感染期間の長さ、感染力の強さを前に、相当なタフさを要求されます。

持ち堪えられない場合は、
他国で起こった手がつけられない患者の死亡者数の加速度的増加が起こる
このままいくと、もはや現実化することが見えてまいります

山中教授のメッセージ、その警笛に耳を傾けたいと思いました。

山中教授が出した「5つの提言」

1つ目の提言では、「今すぐ強力な対策を開始する」

日本の検査数が世界の中でも特異的に少ないことについて触れ「感染者の急増はすでに始まっていると考えるべき」

2つ目の提言では、「感染者の症状に応じた受入れ体制の整備」
具体的には「無症状や軽症の感染者専用施設」と「重症者、重篤者に対する医療体制の充実」

無症状や軽症の感染者専用施設では、予約が激減しているホテルや企業の宿泊付き研修施設やジムを、ストレスの軽減や無症状者の自治的活動などに活用する。

3つ目の提言では、提言2の実行を前提とした「徹底的な検査」
PCR検査を限定的にしか行なっていない現在の状態では、無症状感染者からほかの人への2次感染のリスクが高まり、過小な感染者報告は厳格な対策への協力を得られない。

4つ目の提言では、「国民への協力要請と適切な補償」を要求。自粛期間はワクチンや治療薬が供給されるまでの長期戦になることから、休業等への補償、給与や雇用の保証を必須とした。

5つ目の提言では、「ワクチンと治療薬の開発に集中投資を」。アメリカなどの他国で開発されたとしても、日本への供給は遅れたり、高額になる可能性があると懸念の色を示した。また、現在効果を期待されているアビガン等の既存薬も副作用の心配があるとして、新型コロナウイルスの特性に応じた新薬を作る。

そして「批判されることは覚悟で…」とも。

それでも、発信しないといけないのは、人命がかかっているから。

山中教授のメッセージに
深く共感です。


https://twitter.com/@ryuji_nakagane


難病患者の就労支援、就活、働く準備、書類作成、使えるサービスや支援機関、整理の仕方等、難病患者の就活について、当事者の皆様をイメージしながら、元難病患者就職サポーター、リワーク支援、医療現場での支援の体験と実践に基づいて書かせていただいています。