【経過記録】ランニング障害 乗りこみ時の抜け感
この8月、いわゆるぬけぬけ病(接地に膝がガクッと折れてしまい、まともに乗り込めない)と言われるランニング障害を経験しました。興味深いのは、最初前脛骨筋〜腓骨周囲の症状から発症し、1週間程度の経過で太ももの裏側(大腿二頭筋)へ、そこから1週間でさらに尾骨〜臀部〜太もも裏側全体へと、局所症状が変遷、偏位していき、最後には仙腸関節の調節で軽快しました。
このあたりの組織は筋膜で繋がっているということが言われていますが、まさにその通りだと実体験を持ってして経験しました。
今回、この経験を時間経過とともに記載することで似たような症状に苦しんでいる人への参考になればと思い、文字起こしをした次第です。
8月5日 ランニング中に膝の抜け感を自覚。接地〜地面を押す際にうまく入っていかず、脱力してしまう。
歩行時の荷重応答期には大腿四頭筋と前脛骨筋の機能により、膝が折れないようにしている。従って、疲労の蓄積による前脛骨筋の筋力低下と考えた。
『食べて寝れば』回復するだろ、と練習を継続
6日 ヤビツ走試行。(27 km, 800 m)ここでも登りの際に軽めの膝折れ感を自覚。しかし、ダウンヒルの頃には治っていた。練習前に体がガチガチなところから動かすので、それが良くないんだろうなぁ、まぁ休めば治るだろ、と。
7日 休み
8日 ここでも練習していたよう。あまり記憶がないのだが、なんだかんだ走れてはいたっぽいが、翌日治療院を受診しているあたり症状はよくならなかったのだろう。
9日 仕事が午前中休みだったのでロングランの予定だったが、抜け感強く。短めにロード練とする。
治療院受診①。
前脛骨筋周囲の治療をしていただく。
その後、午後練実施。なんとか走れるレベル。
10日 14 km走る。7 km経過時点で抜け感が強すぎて一旦立ち止まる。腓骨周囲を指でほぐすと症状が軽快するので、腓骨の関与を疑う。
11-12, 症状が全然良くならんのでとりあえず休む。中野祟さん腓骨周囲をほぐす動画など見るが、その場では軽快するものの、起きてみると全然良くならない。
症状も腓骨(下腿外側)から太ももの裏、膝あたりに移動してくる。
13 治療院受診②。ハムストリング(ふとももの裏側)がなんか硬そうなので介入しましょうということに。
1週間休養を決意。
14-18 1週間で22 km程度しか走らず。自分で大腿筋膜張筋、腓骨、腸骨筋などをほぐしてみる。そんなことをやっているうちに症状が移動し、臀部〜太もも外側〜下腿外側のあたりにつながったはり感が出現しだし、日常生活でも問題が出てくる。
19 治療院受診③。現状をお伝えすると、なんだか仙腸関節が怪しそうだということで調節いただく。自分でも以前から動かない部位と感じていたところもあり、腑に落ちる。かなり軽快。
朝の臀部の張り感や走っている際の抜け感などもあわせて軽快。
20も走れている。