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全国陶磁器フェア

陶磁器フェアin 福岡 マリンメッセ 備忘録

◎2日目だと良いものが無くなるかと思いきや、クッキーみたいに後出しでゾロゾロ出してきてる店あった。
◎作家が直接売るというスタイル、なかなか見ないのでおもしろい。
作家さんの性格や雰囲気に作風が出てるような感じもする。おばちゃんが作ってるのが想像できるものから、伝統を重んじた親父の釜、ちょっと洒落てる店はやさしそうなおじちゃん。

◎作家の雰囲気(作風含む)によって、客足が違った。話しかけにく過ぎて誰も入らないところとか……
(必ずしもイコールではない)

◎うつわを買うのは、色んな人の絵を買うのと同じ?まるで素人の水彩画を買ってるような気分。
ただ器であることによって料理を入れたり、珈琲を入れたり、お香立て、灰皿、花瓶などの用途が付随してる

◎そして、音楽と同じで
絶対にコレ!というものが無ければ自分で作るしかないか、と少し思った。
音楽は目に見える形がないけど、焼き物は形があって目に見えるから尚更。
子供の頃は、「与えらない」家だったので
音楽さえも自分で作っていたし、与えられない・そこに無いものは作るという発想でいたい。
⇒さて、どんな焼き物を作りたいか探索・勉強のために展示会を3週しました。
1週目は ただ陶磁器フェアを見に来た人と同じように、直感的に好きな物を触る。ほしいもの探し。
2週目は ○○焼、県名、店名を把握し、○○焼やその釜元の特徴を詳しくメモ(1番時間かけた)
3週目は 聴こえてくる会話が面白いことに気づいたので、いい会話の盗み聞き

◎子供達でも器を選んでた。「わたしはこれー!」って。
茶道の時も、お茶碗の良さは知らなくても「最近この茶碗お気に入りだから今日はこれで飲みたい〜これにしよう?」とか会話してたような。
形とか、デザインとかですきな茶碗があった。
そしてその茶碗の高さを今日知る。

好きな器データ
【土感あり、ぷっくり感・重め・厚め・】
【渋い色や、黒も好き、伝統過ぎずモダンのセンスも好き】

↓釜元レビュー
✿石川県 茶道具
塗りのもの
茶道具を揃えるなら石川県?
20万〜40万の茶道具ばかりだった。
さすがに黒スーツの白手男性が何人もいた。
︎✿小石原焼
粒子が細かい?さらさらした土
モダン柄、艶っぽくもできる
かわいい
薄く軽くもできる
︎✿愛知県
拝戸焼 土のぷっくり感少しあり
モダンお洒落
︎✿高取焼 見た目色、すき
茶道具あり
︎✿南阿蘇
悪くないけど軽い、つるつるしてる、
土感が少ない
マグカップ工夫してた(謎の形)
︎✿陶のうつわ なごみ(里見)
花瓶かわいい
︎✿薩摩工房
おばちゃんが鹿児島弁で懐かしい!
「消費税はつけません」
灰で作ってる 鉄分多いと言ってた
桜の茶碗、良いけど軽かった。
︎✿備前焼
土器感ある(何時代??)
めっちゃ焼いてる初見イメージ⇒からの本当に
16日間かけて焼いた と書いてあった
2年に1回しか出さない…変なことしたくないから(雑な作品作りたくない、という意味で)byおじちゃん
︎✿波佐見焼
いわゆる食器的なのが多い
作家の個性が様々
やたら喋るおいちゃん お茶のひき臼の店。
作家の絵付センスに委ねられてる
︎✿兵庫県
頑固そうな親父
︎✿花瓶の店
すきなやつ、雑貨屋でたまに見かける。波佐見焼
︎✿信楽 古谷製陶所
やたら人気だった
インスタとかかな。宣伝やデザインが現代人好み。主婦やお洒落な人の間で流行ってそう。
有名らしい
︎✿もう1つ信楽
炎の味
土感ありつつ現代風でデザイン好き
重さ、厚みもすき。
釜に入れて出した時の風合いをそのままにしている、世界に一つしかない系のマグカップがあった。
︎✿向かいの緑の店(織部)
なぜ緑?(緑の器ばかり)
ピアノの破片、可愛らしい。
︎✿志野焼 灰塚釜
抹茶碗のことを語っていた
プロは…素人は もいいけど
若い人が新しい個人のセンスで 亭主をやってもいいと思った(茶人としては、その人の価値観とセンスなので)
(マジョリティ、マイノリティはあってもいい)
でもわたしも正面が分からないタイプのお茶碗が好きです
︎✿ばんこ焼
さらさらつるつる コンクリートまではいかない滑らか
︎✿伊賀焼
古くある、土むき出しのところがあって懐かしい。いいお茶碗。
モダン風の店もある。
︎✿四日市萬子焼
渋い。茶色いけど備前焼とは違う艶感。
︎✿美濃焼
直感的にすき。
これもまた自由が効いて作家さんの個性に委ねられてる。
ぷっくり感の土すき。
青とオレンジの器の店も美濃焼だった。
︎・不動釜は、理想的な黒の茶碗あった。
重さと厚みがある、形が手に馴染む。
︎✿滋賀県
くせ強い、三味線風の楽器弾きおじさん
子供用の茶碗など。全然売れてなさそうだった。(マジキチ扱い?)
︎✿ 唐津焼、康雲釜。
ミルクピッチャー
おじいちゃん優しそう。その感じがデザインに顕れてる。渋いのにお洒落。
︎✿萩焼
じいちゃんのコップ感ある
陶器感ツヤツヤ、しっかり。割れなさそう
抹茶碗いい感じ。
デザイン渋いけどなんだかいい。
この店だけ棚でレジ遮ってて話したくないスタイルかと思ったらフレンドリーおじちゃんだったし売れてた。
︎✿伊万里焼
九谷焼のような絵付、(九谷焼よりハッキリしない薄墨のような感じ)
じいちゃんちの湯のみ
会場内で絵付してたので後ろからこっそり見てたけど話しかけたいと思わなかった。こんな場所で絵描くの辛そう。
お洒落
︎✿水槽さえも売り物の店
沖縄のような、焼き物の小物が個性強くてギラギラしていた。
水槽の中の金魚ちゃんも、この数日のために全国を移動してきてるのかと思うと、お疲れ様です金魚さん。
︎✿仏壇、棚、古風な和の家具の店
若者に仏壇を、売ってくれなさそう。
話し相手は 高齢のおばあちゃん。
︎✿古き良きの個性強すぎ伝統家具の店(中国風のレトロ)
訳分からない呼び鈴があったので鳴らしてみたら、どれも音が異なっていた。
ドヤ顔(真顔)で鳴らしてたら、お店の真顔おじいさんが出てきたので 我が物顔で(いかにも何かを思っている顔で)店のものを眺めながらゆっくり去っていった。

この店の家具で買い揃えたら絶対落ち着かない家になる。サスペンス作品作る時は使いたいセット。




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