雑記60 サッカー空想雑談: 日韓W杯 「調和したチーム」 ピルロのインタビュー

サッカー、空想雑談: 日韓W杯と、ピルロのインタビュー

2000文字ほど

北野さん
南くんはさぁ、サッカーが好きだよね。何か好きになるきっかけはあったの？



南くん
きっかけは2002年の日韓W杯をテレビで観戦して、それで僕はなんだか心を惹きつけられてしまうようになりました。



北野さん
あの大会は盛り上がったよね。やっぱり日本代表の躍進が心を惹いたのかな。



南くん
僕の場合は違っていました。日本代表も当時、活躍してほしいなという気持ちはありましたが、それよりも僕の場合は、どういうわけか、ドイツ代表チームの試合を見るのが楽しくて、ドイツ代表の躍進の方に心を奪われていました。
日本がトルコに敗れた時よりも、ドイツがブラジルに敗れた時の方が何か喪失感を感じましたね。
別にドイツに縁も何もないんですが、大会のドイツの初戦のサウジアラビア戦を見ている時に、なんだか妙に心が惹きつけれていきました。




北野さん
そうなんだ。てっきり日本代表の躍進で心が惹かれたのかと思ったよ。




南くん
日本代表の躍進にも嬉しいな、という気持ちは感じたんですが、不思議とドイツチームの方に、より心が惹かれました。
2002年大会以降は、ドイツ代表チームに特段、思い入れの気持ちを持ったわけでもなく、2002年大会の時に限ったことでした。



北野さん
ドイツ代表は、決勝では敗れたけど、準優勝で躍進したと言えるよね。
例えばそれは、「チームとして何かすごく、一体感がある状態」とか、「チームに調和のある状態」などと言っていい状態にドイツ代表チームがなっていて、個別のチームに惹かれた、というより、南くんは、そうした「調和に満ちた集団」みたいな要素に心が惹かれた、なんていう風に言ったら違うのかな。




南くん
北野さんの言葉は、まさにその通りだと僕は思っています。

自分のその時の心持ちを後から不思議に思って、振り返ってみることがあるんですが、
最近になって、イタリア代表だったピルロが雑誌のインタビューで話している内容が面白く感じて、それが僕が感じていたことや、今の北野さんの言葉の内容と、何か共通するものがあるかなと思っているんです。
よかったら、ここに引用したく思います。




引用…

月刊フットボリスタ  2018年7月号増刊
ロシアワールドカップ32カ国 完全網羅
選手名鑑&戦術分析

から引用
10ページのアンドレア・ピルロのインタビューから

「でも当然、素敵なエピソードが多いのは、やっぱり2006年大会だね。愉快だったのは、ジェンナーロ・ガットゥーゾがゲン担ぎで毎日着ていた一枚のジャージがあったんだけど、…(中略)…  あの時のチームの空気は、まさに魔法がかかっているかのようだった。あの大会を共有したことで、私たちの絆は一生続くだろう。当時のメンバーのチャットだってあるんだ。今だって、何かあるときはほぼ毎日、電話したりメッセージのやりとりをしている」

…引用終わり





南くん
この「あの時のチームの空気は、まさに魔法がかかっているかのようだった」という言い方は、僕は印象に残って、時々思い出すんです。
多分極端に言えば、サッカーである必要もなくて、突き詰めて言えば、僕は"なにか魔法が かかっているかのようなチーム" みたいなものを心の中で求めているのかな、という気がしています。

昔、僕の友人が、ある海外の少数精鋭のコンパクトで強力な企業経営のチーム(47ers というような感じの名前だった気がしますが、37ersとかだったような… とにかく、うろ覚えですが。) に憧れている、ということを僕に話してくれたことがありました。
多分、僕も心の中に似たような気持ちがあるのかな、という風に思っています。
そういう意味で、最近でも、「映像研に気をつけろ」の主要な3人のチームや、後に 音響担当の ドウメキさんを足しての4人の、「互いに補い合う、調和したチーム」みたいなものを見ると、心を惹かれる心持ちがします。
(6巻以降の展開を知りませんが…)


それにしても、ドイツチームの、準決勝以上で、途中交代も含めて、出場した選手名を羅列すると、

カーン、リンケ、ラメロウ、メッツェルダー、フリングス、ハーマン、バラック、ボーデ、シュナイダー、イェレミース、ノイビル、アサモア、クローゼ、ビアホフ、ツィーゲ、

となります。僕からすると、これらの名前はどれも懐かしくて、色々思い出します。





北野さん
僕は詳しくないけど、カーンなんか大会の顔みたくなったように感じているな。グローゼも目立っていたね。
そういえば、スキンヘッドの選手もいたよね。




南くん
スキンヘッドの選手は ヤンカーだと思います。準決勝以降の出場者リストを見ると、そのあたりの試合には出ていないようですね。
どのタイミングを指しているのか覚えていませんが、「お腹を壊していたという話だったが、試合後にお寿司を大量に食べていたらしく、どういうことだ？」みたいな記事を当時見かけた気がします。




北野さん
そうなんだ。なんだか のどかな話題だね。
そういう話はなごむね。



…




サッカー  一人雑談  ここまで

ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。