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脳梗塞になって11ヶ月、退院して7か月

来月12月に、脳梗塞になってから早くも一年がたつ。
何があってもなくても毎年このぐらいの時期になると、「この一年、なんだかあっという間だったね。」と言い合うのだけど、今年はひと味もふた味も違う「あっという間」な一年だった。早めにふりかえってその後は、のんびり来年に向けてエンジンを温めようと思い描き始める。きっと長いnoteになる確信しかない。
書き終えたらFacebookに投稿して、来年の今頃に「一年前の投稿」として上がってくるのを楽しみにしようと思う。



今年は通院とリハビリの一年で、その合間に毎月のお花のお稽古がお決まりの行事。その他は友人と行きつけのイタリアンでランチしたり(1回だけ)、親友と泊まりがけでミュージカルを観た(1回だけ)。そうそう妹とも入院してた病院に行った時に病院の近くの産直で新鮮野菜がいっぱいのランチもしたっけ。
出かけるのは嫌いじゃないのだけど、けっこうな出不精で家にいるのが好き。
部屋で自主トレをしながら好きなドラマや映画を観たり、久しぶりに本をたくさん(自分比)読んだ。日々の食事づくりが気分転換になってて、再発防止や味覚異常もあり今まで以上に栄養を考え、減塩・減脂に向き合った。そうそう、今までした事がなかった体重管理や血圧管理もして身体の管理には敏感になった。

体重・血圧


体重は退院後に4kg減った。
減った原因は、退院後のストレスによる味覚異常と食欲不振。
涼しくなり味覚異常が少し回復したので減少傾向ではなくなっている。スリムであることは大歓迎でも減り続けていることにビビり始めていたので、すごいリバウンドが来ずにこのくらいで保ちたいところ。
しかし、鍼の先生曰く「筋肉なさすぎ、これじゃ筋肉というより筋」なのだそうで、健康のためにも筋肉はつけたい。

血圧は寒くなって少し高め。なるべく睡眠不足や脳に無理をかけないように気をつけている。今月末の血液検査の結果しだいで生活を見直そう。

通院について


脳梗塞の病後の経過を診ているの神経内科は、相変わらず月一の診察。
今月末の診察前に半年に一回の採血・再尿検査。数値は良くなっているのだろうか?その数値次第だな。

リハビリ病院で痛めた肩を診てもらっている整形外科は、4月の初診から月一の診察だったのが8月の診察の後は、3ヶ月後の11月の診察(11/11)へ。この診察が最後になることを願っている。


リハビリについて

整形外科の理学療法士さんとのリハビリは、相変わらず穏やかで優しいリハビリで和やか。それでいてポイントはきっちり押さえてくださっているから信頼している。教えていただいた背中の筋肉を動かす自主トレは朝のルーティンになっている。
ここでのリハビリは今年いっぱいが期限。本来の脳梗塞のリハビリ期限は過ぎているのだけど、整形外科にかかり直してのリハビリなので長くリハビリを続けられている。毎週、自主トレの動きの確認や身体の確認をしながらメンテナンスしていただけるのは本当にありがたい。10月からは隔週になっているが、期限終了までお世話になるつもり。

鍼治療は、最初は後遺症のためというより、痛めた肩の痛みを抑えてもらいのが一番の希望だったのだけど、後遺症の回復にはなくてはならない存在になった。
鍼の先生の治してあげたいと思う気持ちと確かな腕に、私のモチベーションの自然に上がった。先生によると奇跡的な回復を遂げているのだそうだ。
「もう充分に回復したといってもいいのだけど、ここまで良くなったのだし、せっかくならもう少し良くしてあげたい。こう言ったらなんだけど、もう少しいけそうなんだよね。」と言ってくれている。
私のような脳疾患の後遺症の場合、ある程度回復したら日常生活を送りながら、緩やかに機能を取り戻してゆくのだそう。でも私も先生も、あと一山超えたい気持ちで一致している。まさかこんなところに、こんないい先生がいたとは…といった出会いだったが、本当に出会えてよかった。

なにぶん初めての左片麻痺で、退院後に通っている病院では膝や肩の手術後の方がほとんどだから比べようもなく、ただ言われるまま日々の自主トレをしているだけ。人に惑わされずにマイペースでいたい私にとっては、比べる人がいない環境が意外にも回復によい影響を与えているのかもしれない。


針治療でしていること

  • 筋肉の揉みほぐし

  • 高濃度 水素の吸入(揉みほぐしや鍼をしながら・体内の酸化を防ぎ血液をサラサラにしてくれるのだそう)

  • お灸(寒くなってからしてくれるようになった。これは気持ちよくてクセになる)

施術時間は90分前後。出不精な私にとって施術の合間のおしゃべりは、口のリハビリにも気晴らしにもなっている。(これは理学療法士さんとのリハビリも同じく)


細かな不具合はいろいろあるものの、麻痺の回復はかなりのものだ。
しゃべると声がハスキーだけど、よそ行きの話し方をすれば「そうゆう声の人」くらいの感じ。しゃべりにくいのであまり話さなくなってはいるけど、元々マシンガントークをするようなキャラじゃないから、まぁこんなもんでしょう。

最近驚いたのが、メイクをする時に眉が左右対称に描きやすくなったこと。左半身麻痺って手足だけじゃなくて顔も左半分麻痺している。今は見た目そんなに目立つ感じではないけれども、初めの頃は見るからに…だった。

リハビリ病院を退院する日に、久しぶりにメイクをしようとアイラインを引くのに片目をつぶったら両目つぶってた。左右別々の動きができなかったのだ。これには地味にショックだったけど、もう退院だし、アイラインは引けなかったけどなんとか工夫したので善しとしていた。その後、眉が左右対称になっていない事に気づいた。左眉あたりの骨の位置が何故か上がっているのだ。麻痺がでて左の口角が下がっていたから、骨の位置が上がるのは変だと思いながらも現実なので受け入れるしかない。眉は骨格関係なしでとにかく左右対称風に作っていた。
それも最近、ほうれい線予防の運動が効いたのか、骨の位置が左右対称になってきた。美容系インスタグラムの動画サマサマだ。(ちなみに @yurupeti さんがお気に入り)

口周りのリハビリって、リフトアップとか、頬のたるみ改善、ほうれい線改善、の動画メニューにかぶるので、せっせとしなくてはと思いつつも後回しになっている。眉骨の位置が元に戻るくらい効くのだから、やらなくちゃね。

リハビリ病院で作ってもらった肩の自主トレファイルは、相変わらず毎日続けている。そこに今担当の理学療法士さんに教わった筋トレも加わっている。
肩こり予防、猫背改善効果が大きいので健康のため引き続き続けよう。
おかげで肩こり、緊張性頭痛とは無縁になっている。

来年の今頃

筋肉がついて一回り身体が大きくなっていて欲しいというのは鍼の先生の希望で、私は今ぐらいのスリムな見え方で筋肉がついていて欲しい。
あと、脳疲労が少し改善して、なおかつ上手に脳疲労と付き合えて、仕事が仕事らしく出来ていて欲しい。
もう少し欲ばるとしたら、ちょっぴり贅沢な旅行に、ゆったりと行けちゃう身体と心と収入も得ていたい。

以上、今年のリハビリ三昧な日々をふりかえってみた。
来年の今頃、どこかに向かう飛行機の中で思い出して読んでいたら最高だな。
もし、最後まで読んでくださった方がいらしたのなら、
ありがとうございます。
なにか良いことがありますように。


最新のハートのIG
細い毛糸で編めるようになり、ハートの形も療法士さんたちにプレゼントしたハートよりかなり良くなった。編むのも以前より疲れにくくなってるし、回復はすすんでいるのだと実感。

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