
リハビリについては、「やるか、やる」しか思いうかばなかった
去年の12月13日に脳梗塞になって、途中リハビリ病院に転院しての初の長期入院を体験した2024年。3月の末にリハビリ病院を退院後、間もなくして整形外科を通して外来リハビリと、入院仲間のおじさまの紹介で鍼治療に通い始めました。
毎週土曜日が鍼の日で、電車に揺られて今まで降りたことのない駅前になんにもない駅も、すっかり馴染みになりました。唯一駅前にある、営業しているかいないかわからない怪しい食堂に(鍼の先生いわく「営業してるよww」)入ってみたいと思っているのですが、味覚も食欲もまだそこには至っておらず、怪しい食堂で夕食を食べて帰るのが今のどうでもよい目標。かな…
今日土曜日は鍼治療。いつもより間が空いてしまって約2週間ぶり。
寒くなったせいか一週間たったあたりから、麻痺側の左半身が可動域は保っているものの、重たくて若干痛い。やっはり自分のケアだけでは足りなくて、まだ治療は必要なんだなと。血圧関係のお薬を飲んでいるから検査結果がいい数値のなと同じで、鍼の先生の揉みほぐしや鍼のおかげで、今があるんだろうなあとぼんやり思いながら治療院に向かった。
治療後は身体が軽くなり視界もスッキリ。駅から家に帰る足取りが体感として軽い。それにつられて気持ちも軽い。
鍼に通い始めた頃は動かない部分を動かすための治療で、激痛をたえることが多かったのが、今では完全ではないけど病後の麻痺があったとは思えないくらい可動域が出て治療というより、病気の前に通っていた整体のようなメンテナス色が出てきて、激痛を感じていた部分が全然痛くなくなったのが不思議だしうれしい。
その代わり麻痺がひどかった肩まわりより、腰やふくらはぎをほぐされて悶絶してしまうのも、普通っぽくて辛いけどうれしい。
リハビリに関しては、入院中から絶対直してやる!なんて強い気持ちはなく。
入院したての頃の記事をまとめたマガジンのタイトルを決める時も、「闘病」ってワードは違うなと思っていたぐらい。
だからといって消極的だったわけではなく、リハビリに関しては「やるか、やる」と自然に思っていた。リハビリ病院に転院する前に診てくださっていた理学療法士さん・作業療法士さん・言語聴覚士さんたちには、これ以上はないと思うほどよくしていただいていたので、若い療法士さんが多いと教えられたリハビリ病院にはあまり期待していなかった。転院するまでになんとか歩けるまでにはなったけど、全く動かない腕や手に関しては動くようになることすら想像ができなくて、それでもその事を自然に受け止めていて目の前の事をするしかないと、今思うとすごく集中していたと思う。
この、起きたことを受け入れて、目の前のことに集中するというのは、マインドフルネスの考え方。意識的にしていたわけではなかったけど、以前マインドフルネスについて教わったことがあって、そこまてのめり込んで学んだわけでもなかったのに身についていたのだなあと、学んでいてよかったと今更ながら思っている。
医学的にもリハビリの回復にマインドフルネスが良いという研究結果があるそうで、好きな考え方が健康に良いと実証されていることに驚きつつも間違っていなかったんだと嬉しくなる。
リハビリに通ったり、家で自主トレする毎日があいかわらずわらず続いていて、それをあきずに楽しめているのはマインドフルネスのおかげだし、いい方々に診てもらえているラッキーなことも、自分でもなんだかわからないけど回復が奇跡的によかったりするのも、マインドフルネスのおかげが多分にあると思うのです。
これを引き寄せというのはちょっと違和感があって、寄せるというより自然に良い方へ流れてゆくイメージで、このまま残りの人生も良いイメージのまま進めるように、今を受け入れて、今に集中してゆこう!
と、久しぶりの鍼治療で思うのでした。
鍼に通い始めて少し慣れてきて、景色が感じられるようになった頃のIG
季節が進んだ今日のIG
蔦の葉の下に大きなハチの巣があったんだ!
あぶなかったんじゃん!って…ww