ON BOARD / 伊藤

主に建築3DCGを制作しています。 数年前ブラジルで困窮し,一時的にファベーラに移住。 そこでCGと出会い、なんとか生きのびた経験から、感謝の意も込めて発信していきます。 神戸 台湾 https://www.onboard-jp.com/

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主に建築3DCGを制作しています。 数年前ブラジルで困窮し,一時的にファベーラに移住。 そこでCGと出会い、なんとか生きのびた経験から、感謝の意も込めて発信していきます。 神戸 台湾 https://www.onboard-jp.com/

最近の記事

くその足しにもならないblender講座16(NVIDIA OptiX設定方法)

ラッコは手を繋いで寝ると聞いて、ほっこりしている伊藤です。 さて、今日はblender2.83 【OptiX レンダリング】の設定方法を記載します。(windows or Linux-NVIDIA利用時)blender2.83(2.81以降)において、Cycles OptiXレンダリングを使いたかったのですが、今ひとつ設定方法が分かりにくかったのでここに共有します。(間違えていましたらすみません。ご指摘ください。) まず、Cyclesにおいて、グラフィックボードを活用した

    • くその足しにもならないblender講座15(Jungle Scapes紹介)

      イチローの毎日カレーに憧れて、カツオばかり食べています。土佐ガツオイトウです。 さて今日は【Jungle Scapes】をご紹介します。こちら有料ツールとなりますので、いらん!という方はそっと閉じてください。すいません! このパックには様々な種類の草木が包括されており、ジャングルのようなシーンでも、建築外観・内観のシーン等においても活躍します。 こちらには、27種類の植栽が入っており、cyclesとEEVEEどちらにも対応したマテリアル設定になっています。そして、その植

      • くその足しにもならないblender講座14(fSpyの使い方)

        扇風機とサーキュレーターの違いを一向に理解できない伊藤です。 さて、今回はカメラアングル補助アドオン【fSpy】の使い方を記載します。このfSpyと言うアドオンを使う事で、画像のカメラ設定を導き出してくれるので、任意の画像にCG合成をする場合や、写真を参照して建築物をモデリングする場合など役に立つツールです。(無償)  reference : https://fspy.io/ ↓ダウンロード先(fSpyアプリ、アドオンをそれぞれダウンロード) 【設定方法】①fspyア

        • くその足しにもならないblender講座13(shadow catcherの設定)

          すこぶる暑い日に、アイスよりホットを飲んでる人の方が知的に見えるの僕だけですか?偏見先入観伊藤です。 さて、今日は3DCGを写真と合成する際に役立つ【shadow catcher】を記載します。撮影した写真に、影付きの3DCGを合成して馴染みやすくさせる際に役立つツールです。 【制作】①画像を背景に設定し、画角を合わせた床面とオブジェクトを用意します。 ②床面オブジェクトを選択し、オブジェクト、可視性のシャドウキャッチャーにチェックを入れます。その際にレイの可視性のディ

          くその足しにもならないblender講座12(Blign整列アドオン)

          執筆中に格好つけてナッツを食べていたら、全部ぶちまけました。全ての創作物とは何かしらの犠牲の上に成り立っております。伊藤です。 さて、今回は【Blign】と言う整列アドオンを紹介します。CG制作をする際には、整ったデータ作りを意識した方が、結果的に効率は上がるかなと思います。 建築CGにおいても、制作初期など、床に椅子の足がぶっ刺さったり、浮遊しているパースなどを拝見します。こうした小さな不具合の積み重ねが、違和感を助長してしまうと思うので、整列ツールを味方につけるのはオ

          くその足しにもならないblender講座12(Blign整列アドオン)

          くその足しにもならないblender講座11(複数カメラのバッチレンダリング)

          必死に働くと”知恵熱”なるものが出ると聞いたので、にやにやしながら計ってみたところ、平熱より0.5℃低かった伊藤です。 さて本日は【複数カメラのバッチレンダリング設定】です。例えば、建築パースなど、同じCGデータから複数アングルの静止画を書き出すケースがあります。PCが複数台あれば、メイン機で作業しながら、別機でレンダリングなどできますが、1台で完結する場合、レンダリング完了を待って、別カメラを設定しレンダリングするという作業は正直手間です。 そこで、バッチレンダリングと

          くその足しにもならないblender講座11(複数カメラのバッチレンダリング)

          くその足しにもならないblender講座10(パノラマ360°書き出しの設定)

          なんとか10回更新できました!888 ←いつか使ってみたかった伊藤です。 さて、本日はblender cyclesでパノラマ360度画像の書き出しについてです。最近はVRなどの発展に伴って、建築業界でもパノラマビューを利用する場面も増えてきているのではないでしょうか? bender cyclesでもパノラマ書き出しが可能なので、静止画と動画の両方を記載していきます。 以下のシーンで試してみます。 【①静止画の書き出し】 パノラマビューの設定はとてもシンプルです。カメ

          くその足しにもならないblender講座10(パノラマ360°書き出しの設定)

          くその足しにもならないblender講座09(Material Utilities)

          台湾から戻れない配偶者と、心のスキンシップを図るべく、ヒゲを伸ばしている写真を送ったところ、『so horrible』と返事が来たので、そっと携帯を閉じた伊藤です。 さて本日はMaterial utilitiesに関してサクッと書きます。belnderでマテリアルをまとめて貼りたいが、複数オブジェクトを選択しても一個ずつにしか貼れないやん!となりました。 そこで、既存のMaterial Utilitiesというアドオンにチェックを入れると、まとめてマテリアルを貼れるように

          くその足しにもならないblender講座09(Material Utilities)

          くその足しにもならないblender講座08(被写界深度のすすめ)

          三島由紀夫が「金閣寺」を書いたのが30歳と知り、衝撃と絶望に苛まれています。200年生きてもこんなもの書ける気がしない伊藤です。 さて、今回は【被写界深度のすすめ】です。建築3DCGを制作する際には、使用頻度は多くないかもしれませんが、被写界深度を設定することで、一味違った演出ができるので選択肢として持っておくのは良いかと思います。 早速、設定に関して以下記載します。 blenderのカメラ設定で、被写界深度にチェックを入れ、焦点オブジェクトのスポイトを押し、スポイトア

          くその足しにもならないblender講座08(被写界深度のすすめ)

          くその足しにもならないblender講座07(photoshopレイヤー保存)

          自分はmacを使っているくせに、windowsを使っている女性が知的で艶っぽく見えている伊藤です。おそらく 隣の庭は 言うあれです。 さて、本日はblender cyclesでレンダリングした際のphotoshoレイヤー保存の方法を記載します(2種類)まず前提として、私が静止画を製作する際には、photoshopでレタッチと言う工程を踏みますが、その際には、IDマスク、影、光沢、反射などのレイヤーを重ねて作業しています。 ただ、blenderのcyclesでそのままレンダ

          くその足しにもならないblender講座07(photoshopレイヤー保存)

          くその足しにもならないblender講座06(choco fur紹介)

          ポカリの青春動画を見て、漫画みたいに号泣してしまいました。この興奮を一番に共有すべく、台湾にいる嫁に動画を送ったところ『これがどうしたん?』と返事が来ました。多様性ってやつですか。挫けずいきましょう伊藤です。 さて、今日は建築CG制作者用にchocofur.comと言うサイトをご紹介したいと思います。2019年の年末にblender2.8をダウンロードしてみたものの、何から初めていいかさっぱり分からないでいたところ、このサイトを発見し、インテリアパース制作のチュートリアルを

          くその足しにもならないblender講座06(choco fur紹介)

          くその足しにもならないblender講座05(IDマスクの取り方)

          スタバで、『スリーブもください』とつい 知ってる風ドヤ顔 で言ってしまう小粒男の伊藤です。 さて今日は、blender - cyclesでレンダリングの際に、IDマスクを取る方法を紹介します。 建築3DCGでは、レンダリングソフトで書き出した画像を、photoshopなどを利用してレタッチ作業を施すことも多いのですが、この際にIDマスク画像があると非常に役立ちます。マテリアルやオブジェクトごとにIDを取ることができれば、床だけ明るくしたり、椅子だけ色を変えたり自由度が上が

          くその足しにもならないblender講座05(IDマスクの取り方)

          くその足しにもならないblender講座04(Archipack-後編-)

          家の鉢にラディッシュを植えたら、3日で芽が出て命感じている伊藤です。 さて、前回に引き続き、 本日は【Archipack】(後編)床のパターン生成機能を紹介します。前回、Archipackというアドオンで、壁、床、天井、窓などを簡単に生成できるとお伝えしましたが、その中でも床のパターン生成機能がとても秀逸です。 簡単に説明すると、床のフローリングボード張りやヘリンボーン張り、タイル張りなど、モデリングで美しく生成してくれます。 板の長さ、幅、目地の太さ、そして厚さのラ

          くその足しにもならないblender講座04(Archipack-後編-)

          くその足しにもならないblender講座03(Archipack-前編-)

          嫁から『あなたは、赤ちゃんがメロンの漬物を食べた匂いがする』と言われました。きっと褒めてなかろう事は分かっている伊藤です。 さて、本日は【Archipack】(前編)を紹介します。 こちら建築CGパースを作る際や、ゲームの建築物をサクッと作る際に役立つアドオンです。個人的には、blenderで一番興奮したと言っても良いくらい素敵なツールです。 ざっくり説明すると、Archipackは壁、床、天井、窓、扉、屋根などをかなり直感的に、かつモデル的にも美しく形成できるツールで

          くその足しにもならないblender講座03(Archipack-前編-)

          くその足しにもならないblender講座02(AI denoiser比較)

          生まれてこのかた、マズいお好み焼きに出会ったことがない伊藤です。 さて、今日はblender cyclesにおけるdenoiserの比較を書いていきます。【Intel denoiser/cycles denoiser/なし  3種類】 早速ですが、昨今の3DCGレンダリングソフトにおいて、デノイザーと言う機能がとても充実してきています。少し前は、設定値を上げ、一晩かけてノイズを減らす男気レンダリングも多かった気がしますが、最近はデノイザー機能のおかげで、PCスペックが低く

          くその足しにもならないblender講座02(AI denoiser比較)

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          はじめまして。日本国に生存する110万人の伊藤のうちの一人です。ざっと100人に1人。ほら、あなたの隣にもです。 この名で生を受けた私は、一生、稀少性と言うテーマは語れません。 さて、この度、blenderという3DCGソフトの学習を開始しまして、わからないことがあり過ぎる中で、うじうじ凹んでいてもしょうがないので、とりあえず発信してしまおうという思いつきで始まった一人企画です。どん! 次回ノートからスタートします。 下記、自己紹介ですが、基本、"人様の自己紹介ほど無