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裏切りの連鎖(良い意味で)って話

「どうしても伝えたい事がある」のピン芸人さんじゃないよ。
さあもう裏切りは始まってますよボーッとしてる場合じゃない!


Apple Musicで今年のフジロックに出演するアクターの曲を集めたプレイリストを聞いてて、その中でもルイス・コール(このヒト私は知らなかったんだけど、ヘッドライナーの3組が1番手2番手3番手ってくるプレイリストの5番目だから、かなり有名なんだろな。偏っててすんません)が、めっちゃ興味引いたので、今年リリースされたアルバムをダウンロードして改めて聞いてみたらソレがもう‥今日はそんな話です。

先ず改めて、プレイリストに載ってたパーク・ユア・カー・オン・マイ・フェイスって楽曲がめちゃくちゃ良かったってのを言っておきたい。

コレ、多分アルバムからいきなり入ってたら一曲目で聞くの止めてたかも知れん。って位の、ん?って演出のオンパレード。
最初は歌じゃなくセリフ調。あれ?フジのプレイリストと大分様子が違うな‥と思いながら(私自身は朗読っぽい曲は好きで無いのでちょっと苦痛だった)ジッと聞いてた。すると2曲目からは短い歌が何個か続く。短いっつっても、ザ・ホワイトストライプスみたいな完成してる短さじゃないんよ。あ、いーなこう言うのが聞きたかった!と聞く側が安心した時を狙ったようにブツッと音楽が終わってしまう。えっ?終わった?!もう??‥そんでホントに次の曲に変わって行くと言う‥。

今まで度々、オルタナティブは根気良く聞かなきゃダメってアルバムに会って来たけど、ルイス・コールはその筆頭かも知んない。上記みてーなコト片手分繰り返したらフツーもうアルバム閉じるよ。
自信あんだろなー。まあ、実際私も全部聞いたけど。そんで既に何度かリピートしてるけどさあ。

とにかく歌声が美しくて、何度裏切りに遭ってももう一曲だけ聞いてみようってなってしまう。
その上歌声の綺麗さに反してめっちゃ不協和音を感じる音の数々。
ホント声は聖歌隊かなって雰囲気。多分地声は大きくなさそうに感じるんだけど、そんなん問題にならないよーな歌い方。語りかけるような‥天使が神の言葉を伝えに来ました、的な。

そんなニコニコした天使がいきなりラグナロクのラッパ吹きまくって地上崩壊、みたいな演奏。そりゃあ人間側混乱しまくりですよ。

ところで、このアルバムの中盤に叫びが入ってる曲があんだけど、シャウトじゃなくマジの叫びね。ソレ聞いて驚いた人居る?
自分は全然違和感なく聞いてしまった。
逆にソコに驚いたんだ。あれ?コレ叫び声だよな‥しかも結構音としちゃあ主張も強いよーな‥何で私コレ聞いてビックリしなかったんだ?って頭の中が?でいっぱいになった。

何なんだろーな。でもこのアルバムが視聴者を驚かせに来てるのは分かる。分かってるけど何度でも聞いてしまうんだよ。

結局はソコに帰結すんのが悔しいけど、面白いんだよ音楽が。

声と伴奏のチグハグさや、女の子の叫び声割り込んで来ても不快にならないってのはホント最大の裏切りだと思う。良い意味で!




話は変わるけど、冒頭ちょっと触れたSAKURAIさん(歌ネタのピン芸人さん)とルイス・コールが顔似てると言うコトは、もしかしたら声も似てる可能性有る。
ルイスの声で歌ったらビックリするだろな
「土下座した時床に付いてる・部分〜!」

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