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僕は女性からとても多くを教わった

JITTERIN'JINN(ジッタリン・ジン)というバンドの曲に「プレゼント」というのがある
JITTERIN'JINN知らない人でもWhiteberryがカヴァーした「夏祭り」なら知っているかな?

さて、このプレゼントという曲の主訴は「わたし、二股されてた」なのでしょうけど、この記事で注目するのは、歌詞の大半を占める男(=あなた)から物心両面に渡って注がれる影響力行使の雨あられ
そう、程度の差はあれど、これがまさにかつての日本で信じられていた典型的な異性恋愛の一面。つまり、

「女は男に育てられる」
「女の趣味は男で変わる」

女性が野球が好きと言えば彼氏の影響
女性がジャズが好きだと言えば彼氏の影響
しかしこれは非相対的で、男がぬいぐるみを収集していても誰も彼女の影響とは考えない、単にキモいヤツと影で笑わえるのがオチ
趣味以外でも「自分好みの女にする」なんて表現もあって、要するに男はどんどん新しいことにチャレンジするし知識も豊富、翻って女性は活動的でなく知らないことが多いと言う、今では信じられない主張がまかり通っていたのが40年ほど前

どこまで男性中心主義なんだと呆れるばかりですが、もちろんこんなのは男の単なる妄想願望そして自惚れに過ぎず

今は(好きではない表現だけど)山ガールやカープ女子・歴女など、女性がどんどん自由に好きなこと始めて趣味の分野のジェンダーバイアスはほぼなくなりつつあるようで、これはとても歓迎されることであります

… 前書きが大変に長くなってしまいました

さて若かった頃の僕はインドア派で(今もじゃん)趣味も地味(読書に映画・美術鑑賞でございます)、世の中のこと全ては書物の中にあると考えあまり外のことに関心が向かなかったから、知らないこと、行ったことのない場所が実はとても多かった(愚かでしたねー)

そしてそんな僕の手を引いて外に導いてくれたのはほとんど女性で男ではなかった、というのがこの記事の本題。本題ですが前段が長すぎて本文はとても短い、いわゆる竜頭蛇尾な記事でもあり、残りの文字数わずかです!

あと齢63の爺さんの恋愛歴なんて誰も聞きたくないでしょうから個々のエピソードは大幅に割愛しますが、前の記事で軽井沢のKFCに連れて行ってくれたのが、まさに女性だったわけです
以下は順不同で

食べ物関係では、すかいらーく(ガストの前身)・モスバーガー・ミスド・ギリシャ料理・タイ料理、そしてロシア料理は初めてのピロシキ・ボルシチ・ロシアンティー!
行った場所だと上野動物園・原宿・サンシャインシティ・六本木のディスコ・横浜中華街・山下公園・鎌倉・清里とか、漫画ではエースをねらえ!・パタリロ!・ガラスの仮面などなど今思い出したことだけを書き出してみてもすごい量です

と、こんな感じで出会いや感動は書物の中だけにあるんじゃないってことを僕は女性に教わりました
翻ってじゃあ男の僕は、彼女らに何を与えられたのだろうと考えるとたまらなく気が重くなる

さて、ここでたとえば「女性の方が感性が豊か・新しもの好き」などと女性を持ち上げることもまたジェンダーバイアスなので結論としては、広く恋愛は相互に好意的に影響し合うものあって一方だけが影響力を行使するものではない、でどうでしょう

そう、僕がほとんど男から影響を受けなかったのは彼らが友人だったから、という、これも僕には新鮮な発見でした
恋愛って不思議なものでしたね(結婚している僕には当然の過去形)

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