【図解】『関係性の構造』で考える人類史 ~EP4「定住革命から農耕国家へ」~
気候変動と定住革命
ここで一度、人類がどのようなタイムスパンで集団生活の有り様を変化させてきたかを確認しておこう。霊長類である人類の祖先がチンパンジーと進化の袂を分かったのが、およそ600万年前。そして現生人類(ホモ・サピエンス)が登場したのは約30万年前といわれている。
現在分かっている限りで言えば、人類はおよそ紀元前1万2千年に定住を始めだし、農耕集落の最も古い証拠が見つかったのが定住からずいぶん経った紀元前5千年頃。文字を使用し、城壁を備えた最初の都市国家となると紀元