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ネタバレ感想/家族が居心地のいい暮らし 著:後藤由紀子

2017年7月6日発行の後藤由紀子さんの著書。

後藤さんの著書と出会ったのは数年前で、その頃は「こういうことを考えている人なんだ」と一つの考えとして受け入れていました。私は当時独身だったし、同意できることが環境的に少なかった(家族のこと・家のことをこうしたい、というテーマが心に響かなかった。1人なので。)。
それでも、なにか心に残るものがあり、本を見つければホイホイ誘われて読む。文章があったかいんですよね。それで読んじゃう。職場の優しいベテランの同僚みたいに引き寄せられる。
そして読むうちに私の状況が変化。結婚し、家族や仕事にどう取り組むか。今度は人生の先輩(大げさかな?)の生活を覗き見るような気持ちで読んでいます。
2017年ごろのものから読み始めて少しずつ最近の著書に迫っていこうと思います。

この本の話に戻ります。
この本は後藤さんが周りとの関わり、家族や友人、仕事のことをどういう風に捉えているかを、ざっくばらんに話してくれています。
私がやってみたいと思ったのはご主人にお願い事をするタイミング(p.71)。
きっと承諾してくれると思うけど、向こうにも気持ちよく承諾して欲しいから、好物をたくさん作る。これ、良い関係ですよね。ご主人の方も気持ちよく「いいよ」って言いたいと思う。それで自分の好物を食卓に並べてくれたら…きっと「気を利かせてくれているんだな」って嬉しく思うと思います。
私は、「私の望みをきいてくれ〜」っていう気持ちが優って夫の気持ちを慮ってなかったな。まずは何で機嫌が良くなるのか探らねば。

あとは納豆に小さじ1のオリーブオイルを入れる(p.116)。これは早速やってみました。美味しい〜!コクが出る感じ。素敵な人がやっていることはすぐ真似しがち。流行はひとづて(p.163)でも書いてあったけど、値段より、ブランドより、誰が言っているかで候補を決める。私の場合は候補から決定する時には自分で責任を持つ、を心がけていきたいと思いました。
本書では店名「hal」の由来も知れたので(p.120)嬉しい。
写真は少なめだけど、後藤さんの人となりを知られる本でした。


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