戀人へ贈った結婚指輪の話。
百年近く前の話。
彼女に贈った結婚指輪のことを思い出した。
そしてプロポーズをした日は別で婚約指輪を送っていた。
結婚指輪は多分二人で買いに行ったか、僕がサイズを聞いて買っていったか。
結婚指輪を買ったあと、二人で指に嵌めてみて、本当に結婚した後につけるのが楽しみだったことを思い出した。
銀色の指輪。プラチナなのかシルバーなのかは理解らないけど。
彼女と結婚することが出來なかった僕は、その指輪を着用して過ごすことはなかった。
僕からの結婚指輪を左の薬指にはめて喜んでいた彼女。
その細い薬指を今も思い出す。
この話を思い出した時、そして今も。泣いてしまうね。
2024/05/28
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