No.035 南アフリカの魅力:ワインからサッカーまで
ケープワインの先駆者
昨日、日本人として初めて南アフリカのケープタウンでワイン醸造を手がける佐藤圭史さんのワイン会に参加してきました。ケープワインの魅力と共に、南アフリカへの深い愛情を語る佐藤さんの言葉は印象的でした。
特筆すべきは、ケープワインの厳格な品質管理です。世界的にも厳しい基準で知られ、亜硫酸塩の使用にも明確な上限が設けられています。来週も同様のイベントが予定されているそうで、南アフリカの文化に興味のある方にはぜひお勧めしたい機会です。
アフリカサッカーの革新者たち
Forbes Africa100が示す新しい潮流
Forbes Africaのビリオネアリストで特徴的なのは、サッカーへの強い関心を持つ実業家が多いことです。現アフリカサッカー連盟(CAF)会長は、Forbes Africaのビリオネアランキング9位に位置する実業家です。
資源鉱山会社「アフリカン・レインボー・ミネラルズ」の創業者である会長は、約28億円を南アフリカの黒人への土地再配分プログラムに寄付するなど、社会貢献にも熱心です。
1位のDANGOTE氏はアーセナルの買収を虎視眈々と狙っています。
CAFの改革
アフリカサッカー連盟会長就任後、彼が実施した主な改革は:
1. 大会配信の整備
- FIFAプラットフォームでのアフリカ予選の配信開始
- 世界への露出度向上を重視
2. 賞金の大幅増額
- CAFチャンピオンズリーグ優勝賞金:400万ドル(従来の250万ドルから増額)
- コンフェデレーションカップ優勝賞金:200万ドル(従来の120万ドルから増額)
- 予選参加クラブへの支援金(5万ドル)を新設
3. 大会構造の改革
- グループステージ以前の参加クラブへの財政支援開始
- 移動・物流コストへの配慮
- より多くのクラブの参加を促進
中東との連携強化
地理的優位性を活かし、サウジアラビアでのスーパーカップ開催など、中東との関係も強化。この結果、中東からの投資もアフリカサッカー界に流入し始めています。
未来への展望
2030年のワールドカップでは、モロッコが開催国の一部として名乗りを上げる予定です。既に多くのアフリカの選手がヨーロッパで活躍していますが、これにビジネス面での革新が加われば、アフリカサッカーの更なる飛躍が期待できます。
スポンサーシップの拡大、賞金の増額、そして放映権の整備。これらの改革は、アフリカサッカーの価値向上と競技力強化の両面で大きな効果をもたらすでしょう。アフリカのサッカー界は、まさに新しい時代を迎えようとしています。
そして今回の南アフリカ訪問中に、このMotsepe氏がオーナーを務める、マメロディサンダウンズの関係者が剣道セミナーへの参加を希望されました!
剣道を通じて、このように他のスポーツに繋がってゆける。そしてそれをどう活かすか。
クラウドファンディングもまだまだ開催中です!ぜひ、ご支援お願いします!
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